長く続くコロナ禍でおうちで過ごす時間も増え、模様替えのためにインテリアや気分が晴れやかになるような日用品を買い揃える方も多いのではないでしょうか？ そんな中、インスピレーションを与えてくれたり、部屋に彩りを与えてくれるアートブックに対する関心も高まっています。そこで、デジタルでは感じえない手触りや質感まで、こだわりが詰まっているアートブックを、Qetic編集部がピックアップして紹介します！ 今回は『Polaroids』／Davide Sorrenti 他4冊をセレクト！
『SURVIVED！』 – TAKA ISHI GALLERY 25TH ANNIVERSARY CATALOGUE
開廊25周年を記念して、タカ・イシイギャラリー3会場で開催されたギャラリーアーティスト37名によるグループ展＜Survived！＞に伴い刊行された作品集。ラリー・クラーク、森山大道、荒木経惟をはじめ、名だたるアーティストが名を連ねており、写真やオブジェ・絵画など様々なアーティストの展示の様子を見ると、タカ・イシイギャラリーの功績を色濃く感じることができます。
INFORMATION
￥16,500（in tax）
180 × 240 mm
ソフトカバー 257ページ
TAKA ISHII GALLERY
掲載協力・写真提供：twelvebooks
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『DAS NEW YORKER ATELIER, ABRIDGED』 - Wade Guyton
アメリカ人アーティスト、ウェイド・ガイトン（Wade Guyton）の作品集。iPhoneのカメラなどのデジタル機器を用い、立体物から平面作品という次元を変換する試みが、コンセプトやモチーフなどを想像させます。真っ白な美しい装丁を開くと、デジタル世代に影響を与えた彼の作品をはじめ、ギャラリーのCEO、アーティスティック・ディレクターや美術史の専門家などのテキストともに2次元での展示体験を味わえます。
INFORMATION
¥4,180（in tax）
139 x 222 mm
ソフトカバー 92ページ
WALTHER KÖNIG
掲載協力・写真提供：twelvebooks
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『365 DAYS OF INVISIBLE WORK』 - Werker Collective, Marina Vishmidt, Lisa Jeschke
オランダを拠点として活動するプロジェクト「Werker Collective」と、イギリスを拠点に活動するアメリカ人作家であり編集者、批評家のマリーナ・ビシュミット（Marina Vishmidt）、ドイツ人詩人のリサ・イェシュケ（Lisa Jeschke）による作品集。彼らの活動の一環でもある「Domestic Worker Photographer Network」というオープンネットワーク上に、アマチュア写真家が投稿した写真から収集・編纂された365のイメージを収録しています。共同体や政治の視点から家庭内の環境が映し出され、家庭における労働を現代のアマチュア写真家の目を通じて批判的に考察した一冊です。日めくり的にデザインされている点もコンセプチュアルであり、一つの楽しみ方を提示しています。
INFORMATION
¥4,180
116 x 180 mm
ソフトカバー 780ページ
SPECTOR BOOKS
掲載協力・写真提供：twelvebooks
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『Polaroids』 - Davide Sorrenti
90年代に「ヘロインシック」という美学でファッション界にインパクトを与えたダビデ・ソレンティ（Davide Sorrenti）のポラロイド写真集。20歳という若さで急死した彼の、スケートボードやラップミュージックといったバックボーンを映し出すような日常的な風景や、どこか寂しさや鋭さを孕んだ印象のある写真集です。その独特な色合い・匂いは、彼の身の回りで流れていた時間、彼が覗いていた景色を感じさせます。編集とブックデザインを担当した、彼の母フランチェスカ・ソレンティ（Francesca Sorrenti）の温もりも漂う一冊です。
INFORMATION
¥8,800（in tax）
165 × 200 mm
ハードカバー 159ページ
idea books
掲載協力・写真提供：T-SITE SHOPPING 代官山 蔦屋書店
※実店舗・ECサイト、共に購入可能です。
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『World Series Vol.III』 - Actual Source
アメリカの出版社、デザインスタジオであるActual Sourceの一冊。アーティスト、デザイナー、写真家などとコラボレーションし、書籍に留まらず服、オブジェなどをリリースする。近年ではNIKEや映画会社A24とコラボレーションも。本書は、写真家Alex BlouinとTurkina Fasoのコラボレーションによるもので、以下の一連のルールに基づいて作成されています。
1.参加者1と2は、日常の身の回りの写真を15枚撮る。
2.各参加者が自分の写真を相手に送る。
3.参加者は、相手の構図や被写体に合わせてベストを尽くす。
ルールを設定することで生まれるクリエイティブ、そのデザイン性が印象的で、自分も何かルールを設けてチャレンジしてみたいという気持ちにさせてくれるかもしれません。
INFORMATION
¥4,950（in tax）
300 × 210 mm
ソフトカバー 104ページ
Actual Source
掲載協力・写真提供：knew as new
店名の“knew as new”の日本語訳は「新しさとして知っていた」です。新しいと思っていた事は、いつの間にか過去の事となり既に新しくはないかもしれません。新しさを知る事は、今を知る事、未知を知る事。それらを常に探求し続ける事だと思います。今を知る為の、未知を知る為の、アート、音楽、写真、デザイン等に関する海外の書籍をメインに取り扱う本のセレクトショップです。
