ネコはイヌより“野生”に近い!?
ペットとしてもお馴染みのネコですが、一般的に家庭で飼われているネコは動物学上「イエネコ」と呼ばれるそう。
ペットとして飼育されているイエネコの祖先はリビアヤマネコであり、今からおよそ4000年前にエジプトで家畜化されたと考えられています。
イヌは品種改良により約350種もの種類がありますが、ネコは約40種のみ。(※学者によっては100種類くらいまで、諸説あるそうです)ネコはイヌほど、人による改良が加わっていないと言えるでしょう。(ある意味野生に近いのですね。だから筆者が飼っている猫は、あんなにも『俺様』な態度なのか……)
美しい「幻のヒョウ」、「ヒマラヤの貴婦人」。
ユキヒョウは「幻のヒョウ」とも言われ、足が大きく、シッポが長いことが特徴。近年、毛皮や漢方薬にすることを目的とした密猟、羊など家畜の過放牧、温暖化による生息地の減少により、個体数が減り絶滅危惧種に指定されています。
ユキヒョウはヒマラヤ山脈などの、標高が高い寒冷な山岳地帯に生息しています。その美しい姿から、「ヒマヤラの貴婦人」とも呼ばれています。基本的には1頭で暮らし、繁殖期にペアとなった2頭は1週間ほど一緒に過ごした後、また単独生活に戻っていきます。(1週間だけ密に過ごすのって、ちょっと素敵)標高がとても高い山に生息しているため、現地でもめったに姿を見ることができません。
野生のユキヒョウ映像が見られます
ユキヒョウを絶滅から守るための任意団体 「まもろうPROJECT」による活動の紹介も行われていました。
※「まもろうPROJECT」では、希少種の繁殖研究を行う木下こづえさんと、コピーライターの木下さとみさんの双子姉妹を中心に、大学(研究者)、クリエーター、動物園、水族館がひとつになって、絶滅危惧種の保全活動を行っています。
①たくさんの人にユキヒョウを知ってもらうため、オリジナルソング『ユキヒョウのうた』を作成。展示会場でも聞くことができます。
ユキヒョウのうた
②保全活動の参加者(パトロン)を募集し、絶滅の危機から守るため生息調査に必要な赤外線カメラの購入資金をWEB上で募りました。これにより合計で1,113,055円もの募金が集まったそう。
③生息地モンゴルでの生息調査を実施。募金で購入した赤外線カメラ8台をモンゴルのバガボグド山に設置し、その様子をWEB上で公開。調査の結果、初めて親子のユキヒョウを撮影することができました。
動物園で飼育されているユキヒョウ。白い毛並みが美しいですね。