小山 最初はDJと、とんかつ屋の2人が上を目指すみたいなのをテーマとして考えていたんですけど、僕がまだ漫画始めたてで、2人をまわす自信が無かったので、混ぜてしまおうと。
で、イーピャオ (『とんかつDJアゲ太郎』の原案担当)がほろ酔いで電話をかけてきて、酔いのテンションで「とんかつ“DJアゲ太郎”ってどうだろう?」という所から生まれました。
村越 タイトルは、イーピャオ から生まれてきたということなんですね。
小山 「とんかつ」と「DJ」という別々の題材のものを、あたかも真顔で描いています。だから、あんま正気で読まないでほしいです。(笑)
『とんかつDJアゲ太郎』1巻
村越 単行本1巻でコラムを書いてるYUMMYさんですが、まずこの『とんかつDJアゲ太郎』の印象はどうでしたか?
YUMMY DJの世界の人間からすると、衝撃的なタイトル。(笑)DJの世界を描いた漫画ってたくさんあるんですけど、有名な物も今まで無かったし、変に色づけされてないDJのイメージがすごくよくて、面白いです!
村越 小山さんは、最初本職のDJの方にどう見られるのかを気にしていましたよね?
小山 入校した後に凄い後悔して、ヤバい入り口に足を踏み入れてしまったなって思った。(笑)もうDJって、DJに愛のある人達ばっかなので、茶化しちゃまずいなって普通にいまも怖いです。(笑)
YUMMY 大丈夫ですよ。(笑)
村越 YUMMYさん好きなキャラはいますか
YUMMY 私はアゲ太郎くんが好きですね。すごく純粋で、でものると良い意味で調子に乗るじゃないですか。あれってビビっちゃうと出来ない事なので、すごく良い意味でも悪い意味でもアゲ太郎くんぐらいポジティブだと、DJ始められる方も盛り上げられるんじゃないかなって思います。揚げ音を入れるとか普通では考えられないし、天才ですよ!笑
村越 逆に小山さんが漫画で自分に投影してるキャラはいますか?
小山 投影しているのは全キャラなんですけど、アゲ太郎の顔のホクロは完全に僕のです。(笑)
村越 じゃあホクロは完全に投影されてると。(笑)
小山 あと服装は、自分は着れないけど、こういう格好してる子がいたらいいなと思って描いてます。