タイガーマスクと聞くと、普段プロレスを見ない人でもリングに上がるマスクマンの姿を思い浮かべるのではないでしょうか。今日はそのタイガー伝説の始まり、初代タイガーマスクについてのコラムを書きたいと思います。初代タイガーマスクの佐山聡さんがマスクを脱いだのは僕が1歳の頃で、僕が最初にプロレスを見た試合が2代目タイガーマスクの三沢光晴さんがマスクを脱いだ試合だったので、初代タイガーマスクの伝説に触れたのは、ある程度プロレスを知って遡ってからのことでした。
僕の祖父がアブドーラ・ザ・ブッチャーと初代タイガーマスクの大ファンだったので(共通点が1ミリも見当たらない!笑)、祖父の家で初めて初代タイガーマスクのビデオを見た記憶があります。
※写真左がアブドーラ・ザ・ブッチャー、右が初代タイガーマスク。
初代タイガーマスクの登場でもちろん新日本プロレスの人気に拍車がかかりましたが、なんといっても子供からの人気に火がついたかと思います。少年だった僕も、初めて見た時は1分もかからずテレビにかじりついて夢中になりました。
当時まだ生まれてなかった僕が初代タイガーマスクを語るなんて大変おこがましいとは思いますが、今日は少年だった僕が初めて見た時に「こんなすごい人いたんだ!」と感動したポイントをいくつかご紹介できればと思います。
——入場〜試合開始
アニメのタイガーマスクが現実に現れたという設定だけあって、初代タイガーマスクは入場からしっかりと魅せてくれます。
トップロープに立って右手をあげるポーズは、子供の頃に何百回何千回真似したことか……。全くブレることがなくスッと登るのがたまらないんですよね!
次に、僕がどれだけ練習しても一生この通りにはできないと思ったのがこの「タイガーステップ」。一見ルンルンと簡単なステップを踏んでいるように見えますが、ぜひ皆さんやってみてください。どれだけやってもこんなに体感をぶらさず歩幅の広い華麗なステップができないんです!
ちなみに、時々見せてくれるハリウッドザコシショウさんのタイガーステップは大好きです(笑)。
——打撃技
数多くあるタイガーマスクの必殺技の中で、試合序盤で僕が驚いたのはローリングソバットの打点の高さ。他にもローリングソバットの使い手はいますが、上半身ではなく喉元にもろに食い込む打点に本当に感動しました。こんなに高く飛べるわけないので、小学校にある跳び箱用のロイター板を使ってよく真似していたのを覚えています。
——グラウンドへ
何を隠そう僕が初代タイガーマスクの技の中で1番好きなのがこの技「タイガースピン」。ヘッドロックからグラウンドに移行する時によく使っていましたが、最初見た時はもう何が起こったのか分からず、ただただ呆然としていました。ファミコンの某プロレス対戦ゲームでは、どれだけ負け続けてもこの技ばかり使い続けていました(笑)。
——空中殺法
これぞタイガーマスクの真骨頂。このスピードと高さを兼ね備えた空中殺法には、間違いなく会場やお茶の間が熱狂しましたよね。アニメのタイガーマスクでもよく空中殺法は登場しますが、現実の世界でも脅威の身体能力でアニメに引けを取らない、むしろプロレスファンの期待を超えた世界を見せてくれました。
ということで僕がタイガーマスクに出会って感動したポイントをいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。他にも初代タイガーマスクの見どころは沢山ありますので、好きな技やムーブを持ち寄ってぜひ皆さんで語りたいですね。
さて、なんで今回このコラムを書いたかというと、実は今年で初代タイガーマスクがデビュー40周年を迎えられるんです!40年も伝説が語り継がれているなんて、本当に素晴らしいですね!
そこで、BI砲復活をテーマに日本各地で開催されていたイベント「みんなのプロレスマーケット」の初代タイガーマスク版が開催されるみたいですので、ここでご紹介できればと思います。
パネル展示、Tシャツやレプリカベルトなどのグッズ販売、当時の興行ポスター展示等が行われるそうなので、ぜひ皆さん足を運んでみてくださいね。
次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。
EVENT INFORMATION
みんなのプロレスマーケット
2021年10月2日(土)~11日(月)@イオンモール熱田
2021年10月14日(木)~18日(月)@イオンモール高の原
2021年10月21日(木)~25日(月) @イオンモール富士宮