プロレスを見たことある人もそうでない人も、外国人レスラーと聞くとものすごく体の大きなレスラーをイメージするかと思います。ボブ・サップみたいなね。そう、そのイメージはほぼ正解! 今まで数々のどでかい外国人レスラー達が日本のマット界に上陸して猛威をふるってきました。今日はそんな外国人レスラー達の中で、今まで紹介していないレスラーを中心にボンバイエしていきたいと思います。

まずご紹介したいのは224cm、236kgのアンドレ・ザ・ジャイアント。いや、この体の大きさだけで伝説でしょう。日本人レスラーとの体格差は一目瞭然で、誰かがアンドレを倒したり持ち上げただけで「おぉーーー!」という歓声が起きてました。その見た目からついたキャッチコピーは、ずばり「人間山脈」。攻撃されても山のように動かないアンドレは闘う相手をいつも困惑させました。見ていただく動画は長州との一戦、長州がすごく小さく見えますけど183cmありますからね!

長州力 VS アンドレ・ザ・ジャイアント 長州がボディスラムでアンドレを投げた! 84年5月

アンドレとくると次はハンセンとかベイダーを紹介したくなるところですが、以前紹介してしまったのでここはぐっと我慢。意表をついてエル・ヒガンテを紹介しましょう!エル・ヒガンテの身長は233cm、195kg。あまりの大きさにハンディキャップマッチが組まれ、日本のリングでは3対1とかでよく闘ってましたね。それでは、悪魔vs怪獣と言われたグレート・ムタとの一戦をご覧頂きましょう。自分よりひとまわり大きなヒガンテを、頭を使って圧倒するムタがかっこよすぎました。この試合だと小さく見えるムタ(武藤)も190cmくらいありますからね!

giant gonzalez last match

ここまでのアンドレやヒガンテを見てると、外国人レスラーって体は“ばかでかい”けどノロくて動けないと思うかもしれませんが、そんなことありません。しっかり動ける巨漢レスラーもたくさんいますよ!僕がいつも驚かされていたのはスタイナー・ブラザーズ。この2人はほんとの兄弟なんですが、2人とも怪力で運動神経抜群!兄弟ならではのコンビネーションで完璧なタッグでした。あまり日本での試合動画がなかったので、弟スコット・スタイナーの超デンジャラスなパイルドライバーをご覧ください。

SSD スタイナースクリュードライバー Steiner Screw Driver

もう1人誰を紹介しようか迷ったんですが、動ける巨漢と言えば、やっぱり我慢できないのでベイダーをご紹介します!190cm、170kgの巨漢でトップロープからムーンサルトするんですよ?普通ならありえないですよね。ベイダーの運動神経は神がかってると思ってました。因縁の小橋との一戦で見せた、170kgの驚愕ムーンサルトをぜひご覧ください。

小橋 vs ベイダー 1999.1.15 特別試合

いかがでしたでしょうか?外国人レスラーの圧倒的な強さ、それでも立ち向かって倒す日本人レスラーの試合にはいつもドラマを感じます。この感動はプロレスの醍醐味の1つですね。プロレスがK-1やPRIDE人気におされていた時代、PRIDEのリングで勝利した後に「プロレスラーは本当は強いんです!」と言い放った桜庭や、日本での最後の試合で「一番すげえのはプロレスなんだよ!」と叫んだ中邑の発言を聞くだけで、僕はこみあげるものがありました。プロレスを見たことない方はぜひ一度熱いプロレスを見てみてくださいね。みちくさボンバイエ、次回もお楽しみに。それでは。

※上記画像は動画をスクリーンキャプチャしたものになります。