196cm、125kgという巨体だけではなく、その風貌やオーラでも圧倒的な存在感を放ち、「帝王」と呼ばれ続けているプロレスラー、高山善廣選手。
今日はそんな高山選手で皆さんとボンバイエしたいと思い、このコラムを書きました。現在、頸髄損傷という厳しい怪我のリハビリと闘い続けている高山選手。このコラムが少しでもそんな高山選手の応援になったら嬉しいです。
僕が高山選手を初めて知ったのは小学生の頃。当時UWFという団体に所属していた高山選手が新日本プロレスに乗り込んできて、そのまま新日本vs.UWFの全面戦争になった時でした。
今日は走りながらこの試合を観てます。新日 vs UWF全面戦争の時の飯塚さんと高山さん!!#飯塚高史 #njpw #高山善廣 #UWF pic.twitter.com/co2v4WsyoV
— ダゼー・ファンク Jr. (@dazeyfunkJr) 2017年8月21日
高山選手よりもこの時からここまで変わる飯塚選手に驚いた方もいるかもしれませんが(笑)
この当時はまだそんなに高山選手に帝王感はなく、どちらかというとUWFの選手らしくスピード感のある打撃と関節技が得意な選手でした。
UWFインター解散後は色々とあり、全日本プロレスに参戦することになった高山選手。その頃に結成された歴史的なタッグチームが大森隆男選手と高山善廣選手のタッグ「NO FEAR」。
僕も中学生時代、廊下でプロレスファンの友達に会うと「NO FEAR!!!!」と挨拶をしていました。今年6月に行われた小橋建太さん主催大会の記者会見でも、高山さんの元気な「NO FEAR!!!!」の掛け声が生で聞けて嬉しかったです。
それでは、名タッグNO FEARの名試合をご覧頂きたいと思います。
その後、高山さんは三沢光晴さんと共にプロレスリング・ノアの旗揚げに参加されます。ここから続けて2試合、僕が子供の頃から憧れていた三沢光晴さん・小橋建太さんとのシングルマッチをご覧頂きたいと思います。
それからフリーとなった高山選手は総合格闘技PRIDEへの参戦を始めます。この頃はPRIDE全盛期。アントニオ猪木さんの引退試合の相手でもあるドン・フライとの歴史的一戦は、プロレスや総合格闘技を知らない人にも有名な、本当に歴史に残る殴り合いとなりましたよね。この試合は本当に格闘技界の「帝王」の名を裏付ける試合となった気がします。そして、先日放送されていたAKB48グループの『豆腐プロレス』でもこのシーンの再現があり、僕はすごくテンション上がりました(笑)
現在、新日本プロレスで猛威を振るっている鈴木みのるボスが率いる「鈴木軍」。最近プロレスファンになった方にはあまり知られてないかもしれませんが、高山選手は共にIWGPタッグ王者に輝いた鈴木みのる選手の名タッグパートナーであり、昔は鈴木軍の一員となったこともありました。それでは、盟友鈴木みのる選手とタッグを組んだ試合を2試合ご覧ください。
高山伝説の軌跡、いかがでしょうか。これほどプロレス界・格闘技界に歴史を残している「帝王」高山善廣選手。先日、試合中の怪我で頸髄損傷となり肩から下が動かない状況で、現在は厳しいリハビリ生活と闘い続けています。高山選手を応援する「TAKAYAMANIA」という会も発足し、各団体の協力のもとで募金活動が始まっています。先日、TAKAYAMANIAに関する記者会見が行われましたが、普段ものすごく怖い鈴木みのるさんが涙を流しながら「普段、人をぶん殴ってるクソ野郎が何を言っても響かないと思いますが、俺なんてどうでもいいんで、高山善廣に勇気をたくさんもらったと思うので、ぜひ皆さん力を貸してください。」とおっしゃっているのには、プロレスファンみんなが本当に心を打たれましたね。ぜひご賛同頂ける方は募金のご協力を頂けると嬉しいです。
みんなで高山選手を応援して、また元気に登場してくれるのを待ちましょう!!数々の修羅場を乗り越えてきた高山選手ならきっと戻ってきてくれるはずです!次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。