決定から私のブラジル出発までの時間、スタッフも引続き鶴を折り続けました。ナナさんの作品を聴きながら束ねて、ラヴが詰まった折り鶴が完成!
壊れないように、そーっと箱に入れて……。
この折り鶴がはいった箱が、私のブラジル行きのスーツケースの主役となったのでした。
ナナさんが住むレシーフェは、リオともサンパウロとも全然ちがった風土で、私はその近くにある歴史遺産にも登録されているオリンダという街に滞在しました。とってもカラフルで美しい街だったので、ここでの時間については、後日また改めて書き綴りたいと思います。
オリンダからみたレシーフェ。
さあ、ナナさん宅訪を問する日がやってきました。
何週間にもわたり奥様とメールでやりとりをしていてたのに、朝からずっと緊張。
ピンポ~ン!
笑顔のナナさんとファミリーが大きな笑顔でお出迎えしてくださり、ナナさんは「どうもありがとうございます!」と、日本語でご挨拶をしてくれました。突然日本からやってきて私なのに……ウルウル。
ご自宅のリビングで、何時間にも渡って音楽のお話、日本での演奏の思い出を語ってくださったナナさん。劇場に設置していたパネルと折り鶴をお渡しすると「ここには沢山のエネルギーが詰まっている! と感動されていました。
NANA Smiles
気になる体調の方は順調に回復されていて、制作や公演のためにブラジル中を飛び回っておられます。Zeca BaleiroとPaulo Lepetitとの新作『Café No Bule』もリリースされ、これから来年2月のカーニバルの季節までお忙しくなるようです。この日も翌日は、サンパウロへ行くご予定でした。
約3時間程の訪問を終えてると、ビリンバウをとり出し目の前で演奏までしてくださり、もう私は感動の鳥肌がとまりませんでした。そしてラストは、ファミリーと集合写真をパチリ!
訪問をきっかけに、娘のリズちゃんとはフェイスブック・フレンズになり、ご夫婦とは頻繁にメールのやり取りをするようになりました。まるで私のブラジルの家族になってくださったみたいに温かい関係ができました!
この緑とゴールドの折り紙が、日本とブラジルに特別な関係を築いたことは間違いなく、このプロジェクトを通して日本の尊い文化「折り鶴」の力を実感することができました。
ご協力くださったすべての皆様に、心より感謝いたします。
ナナさんの近況報告
先週サンパウロで、ブラジル人クラシック・ギタリストのバディ・アサドと公演を行ったそうですよ! それも素晴らしかったんでしょうね。