2012年の<東京国際映画祭>、ナチュラル TIFF 部門にてグランプリを受賞した『聖者からの食事』(原題/Himself He Cooks) が、『聖者たちの食卓』と改題され、9月27日(土)渋谷アップリンク、新宿 K’s cinema にて公開される。

インドのシク教総本山にあたるハリマンディル・サーヒブ<黄金寺院>では、毎日10万食が巡礼者や旅行者のために、すべて無料で提供されている。そこは宗教も人種も階級も職業も関係なく、みなが公平にお腹を満たすことがで きる「聖なる場所」だ。想像すらつかない沢山の食事は、毎日どのように用意されているのだろうか? スクリーンに映し出されるのは、驚くべきキッチンの舞台裏と、それに関わる人々の一切無駄のない神々しい手さばき。もちろん、近代的な調理器具は使わず、全てが手仕事で行われている。

監督は、自らも移動式キッチンのシェフとして腕をふるうベルギーのフィリップ・ウィチュスとヴァレリー・ベルトー夫妻。黄金寺院で何世紀にも渡って続く「聖なるキッチン」のコンセプトに感銘をうけ、映画の制作を決意。訪れた人々があらゆる差別や偏見を気にせず、同じ鍋のごはんをいただく“大きな団らん”と、それを支える人々の無償の労働。その姿はファストフードやコンビニ弁当による「ひとりご飯」が当たり前となってしまった私たちに、「食」という人 の営みの原点を思い出させてくれる。インド黄金寺院に古くから伝わる食卓の風景に、心解きほぐされる極上のショートトリップ・ドキュメンタリー。これを見れば、今夜の食卓は少し違って見えてくるはず。

Event Information

黄金寺院のあるパンジャーブ州のカレーを食べてみよう! 
カレー付き先行上映イベントproduced by スパイス番長

2014.09.18(木)@アップリンク
¥3,000(要予約・限定30名様まで)
内容:水野仁輔さん率いるカレーの素晴らしさを伝えるユニット「東京スパイス番長」とのコラボイベント。「東京スパイス番長」が2011年に黄金寺院に行ったときのレポートと共に、都内ではなかなか食べる事ができないパンジャーブ州のカレーを楽しむことができる。

インドカレーをシェアする食卓 directed by SALT&SOIL
2014.10.04(土)@SALT&SOIL EATERY&DELICATESSEN
内容: SALT&SOILが14mのロングテーブルを使用し、ひとつのテーブルを囲んでご飯を食べるような団欒とひとつの料理をその場にいる皆様とシェアをする『シェアメニュー』をご提供いたします。

旅人舎×『聖者たちの食卓』公開記念、
インドの知られざる聖地、黄金寺院を巡るスペシャルツアー

①黄金寺院と聖なるキッチンで一ボランティア♪インド聖地巡礼 5日間 ⇒ ¥128,000~168,000
②黄金寺院とタージマハル!聖なるキッチンで一ボランティア♪ インド7日間 ⇒ ¥160,000~¥200,000
③黄金寺院と8の世界遺産巡り!聖なるキッチンで一ボランティア♪ インドダイジェスト8日間 ⇒ ¥181,000~¥230,000
※価格は燃油合算料金(燃油目安32000円、2014年8月現在)

『聖者たちの食卓』

2014年9月27日(土)より、渋谷アップリンク、新宿 K’s cinema ほか全国順次公開

監督:フィリップ・ウィチュス、ヴァレリー・ベルト (2011 年/ベルギー/65 分/Color/16:9/原題:Himself He Cooks)


★劇場窓口(渋谷アップリンク、新宿K’s cinema)限定で、
インドカリー付き前売り券発売中

毎日10万食カレーを無料提供するインド寺院。ドキュメンタリー『聖者たちの食卓』公開 film140818_seijya_maeuri