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PR Presented by 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ

先日、決勝大会が行われたソニーミュージック主催の新型オーディション『Feat.ソニーミュージックオーディション』。こちらは従来の当日のライブ一発勝負とは違い、選出されたアーティストたちを育成的に約半年間にわたって審査してきたもの。ウォッチャーやユーザーをも巻き込み、自身の活動ストーリーや音楽性の擁するトレンド力や話題力、そして共感度や支援力も試された。

これまで楽曲力やライブ力が主眼だった形式に対し、音楽面はもとより、その楽曲や活動ストーリーをどう発信し、共感を得、ファンをつけていくか? も重要な要素であった同オーディション。その栄えある第一回目のグランプリは、「へんてこポップ」を標榜し、SNSを中心に動画配信的な活動を行ってきた「あさぎーにょ」が獲得した。

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自身も回りもドキドキワクワクできることを主に様々な動画配信中心の表現活動を行ってきた彼女。その姿勢はコンテストの大舞台でもけっしてブレず。共に出場した他のアーティストが全て自身の集大成や真骨頂等、「これまでの活動の成果発表」的なアプローチだったのに対し、彼女のみこれから、すなわちその場に居合わせた誰も、そして当人さえも初体験だった新境地を見事に提示してくれた。これはある意味凄いし、最もこのオーディションの主眼を貫き通した理想的なグランプリにも映った。

あらゆる意味で誠にこれからのその活動を期待させる、あさぎーにょ。そんな彼女をキャッチし様々な話を訊いた。結果、これからの音楽シーンに於いて大切で、そして一つの潮流になるかもしれない次の音楽の伝達方法や姿勢を垣間見ることが出来た。

Interview:あさぎーにょ

『Feat.ソニーミュージックオーディション』グランプリ・あさぎーにょに訊いた、新世代クリエイターとしての「ワクワク」との向き合い方。「へんてこポップが愛される活動を」 intervew_asagiinyo_2-1200x801

——グランプリおめでとうございました! あの日、私が最も印象的だったのは、あのようなオーディションでは初見の方も多い手前、これまでの集大成を魅せる場とのイメージがありましたが、そこであえて自身さえも初体験だった新曲や新しいスタイルで臨んだあさぎーにょさんの姿勢でした。

実際、沢山の人に知ってもらえるきっかけとなったので嬉しかったですね。自分がワクワクするものを実現していくその過程を切り取り、YouTubeやSNSを使って発信している、そのストーリーをみなさんにアピールできた結果になったかなと今は思っています。というのも、番組の際もそうだったんですが、これまでYouTuberとしてみなさんには認識していただいていたので、他にも色々とワクワクしていることに挑戦している。その姿勢をあのオーディションでは観てもらいたかったんです。

——では、当日は自分のワクワクの活動報告の一環だったと?

ですね。自分がやりたいな、作りたいなと行動に移した、その結果や過程をSNSやYouTubeに挙げてきたので、その日々ワクワクしたことに挑戦し、みなさんがそれを観て応援して下さっている、そんな実感がありました。

——そんな中、当日の新境地は自身でも初体験だったと思うのですが、そこに怖さは無かったのですか?

特には無かったです。と言うのも、そもそも今回は「新しい音楽の届け方」をテーマに挑んでましたから。特に正解を設けずにここまでやってきましたし。私、音楽はやりたいけど、歌手やミュージシャンという自覚は無くて。YouTubeに動画は投稿していますが、YouTuberの意識も低く、そんな自分でも今後の自分を探っている。その途上を今回は共有して欲しかったんです。まだBuzzらせてもトレンドも生み出してもいませんが、それを生み出そうとしている姿勢を見ていただきたくて。

——実際、挑まれていかかでした?

このオーディションでは、優勝したりグランプリを獲ることは叶えたかった部分ではありますが、それが目的ではなかったんです。自分がやったことのないこと、ワクワクすることが実現できそうな魅力が、このオーディションにはあったので。対して、これまで自分がやってきたことを表すよりかは、新しいことをやった方がみんなもワクワクするでしょうし、私もワクワクしますからね。もしかしたら、そこに応援したいって気持ちの方々にも出会えるかもしれない。それもあり、あえてこれまでやってこなかったことに挑戦したんです。なので特にそこに有利とか不利といった考え方は全くありませんでした。

——だとすると、それは元々の活動方針から全くブレていない結果がもたらせた面もありますね。

今回のオーディションの目的に「トレンドを生む」があったので、そもそも自分のこれまでの持ち歌で新たなトレンドは生み出せない自覚はありました。やはりトレンドを生むには、人が驚いてくれることが必要不可欠だったし、基本トレンドって、今までなかった、未だかつてなかったものに対して成立出来ることでもあるので。

——そう考えると他の5組とは根本的に挑み方が違っていたかもしれませんね。他が「これが自分たちだ!!」と、アイデンティティやオリジナリティ、他との差別化をアピールしていたのに対し、あさぎーにょさんは、ある意味、それらに主眼を置かず、逆に主旨を貫徹できたが故の共感だった面も手伝っていたのかも。

だけど、私としても他の方々を見て、魅せ方や出し方の勉強にはとてもなりました。私は今回QRコードシリーズやファッションを大事に一貫した活動を行いましたが、逆にそれぞれのアウトプットの仕方やブランディングの確立のさせ方には学ぶところも多々ありましたから。

——これまで人前でライブを行ってきていない中でのいきなりの大舞台でしたが、実際にやられてみていかがでしたか?

ステージングは凄く悩みました。そんな中、絵本を読み聞かせるのは斬新じゃないかとひらめいて。それに沿って楽曲を作ったり、絵本を作ったりしていったんです。

——当日は自身の寝室さながらに、ステージにベッドやランプ、ソファー等が配されていて驚きました。キチンと世界観を作ってから挑む、あの周到さは感心しましたね。

あそこも自分らしいポップな感じと、誰もやったことのないことをやりたく思案している中、浮かんだアイデアでした。おかげさまで結果、凄く入り込めたし楽しかったです。

——自作の絵本の朗読と、それを基にしたバラードを披露してくれましたが、実際あの日、語ったり歌われたりしていかがでした?

人前で歌を届けるというは私にとって新鮮であったし、楽しくもありました。これまでポップなものが立て続けだったので、次はバラードをやりたい気持ちは前々からあって。あとは、その方法でしたね。これまでも歌に付随して映像を作ったり、MVを作ったり、お店を出したり、QRをつけたり等の施策を行ってきた私としては、ただ歌を届けるのは特に楽しい行為ではないので。

——それがステージを自分の寝室に変えることや絵本の朗読、さらにはその絵本に歌のQRをつけてパッケージ化するといったプロセスを成させたわけですね。ちみみに、あさぎーにょさんにとって歌をうたう意義とは?

やりたいことの一つではありますが、けしてメインではありません。あくまでも表現方法の一つとして捉えていて。作品への付加価値との意味合いの方が大きいですね。私はミュージシャンではないので。自分が既存で持っているものや自分のやりたい取り組みに更に音楽が加わったら増々ハッピーになる。そんなスタンスなんです。

『Feat.ソニーミュージックオーディション』グランプリ・あさぎーにょに訊いた、新世代クリエイターとしての「ワクワク」との向き合い方。「へんてこポップが愛される活動を」 intervew_asagiinyo_3-1200x801

——元々どのような経緯や流れから今のそのスタンスに?

元々は歌を歌ってたんです。大学を辞めて上京し、当初はライブハウス等で歌ってました。そこからYouTubeに活動を切り替え、そこで日々の動画を制作しているうちに、編集が好きになったり、自分を表現すること自体の楽しさに目覚めていったんです。そのうち徐々に歌が自分の作品を活かす為のツールになっていき、その価値も移行していって。当時はそれこそ1年半、毎日一日も休まず何かしらの動画をアップし続けていましたから。その後もやりたいことがどんどん増えていき、都度自分がやりたいことに飛びついて常にストーリーを発表することで、私の活動自体を応援して下さる方や、私の曲も聴きたいと思ってくれる方も現れ出して下さったんです。

——ちなみに自身での肩書きは?

その辺りは私を好きになって下さった方々の捉え方でいいと考えてます。YouTuberとして見て下さる方、クリエイターとして見て下さる方、歌手として見て下さる方、その人それぞれが思うあさぎーにょ像でいいんです。そのスタンスでフロントに立っていけたらなと。

——1年半一人で毎日動画をアップし続けた話は凄いです。編集も自分でやっていたわけですもんね。

そうなんです。でも今となってはそれが凄く勉強になったなって。と言うのも自分で編集をすれば、「ここを魅せたい」や「どうやったらより良く自分を魅せられるか?」、自分らしさや、「もっと私のことを好きと思ってもらえるにはどうしたらいいだろう?」を常に考えるので。もちろん最初はむちゃくちゃダサい動画でしたよ。以降は都度、自分のことを知りながら、それをどう映えさせるか? を学びつつここまで来ました。

人生初グランプリ獲得してしまった…‼︎‼︎‼︎‼︎

——まさに演者ではありますが、同時にディレクターやプロデューサー的な感じですね。それこそ様々な側面を日々幅広く披露しておられますが、ネタ的なものは頻繁に浮かんでくるものなのですか?

それこそ毎日アップが目標なので、アイデアを蓄積したり、ストックしていたり、日々メモしたりはないです。やりたいことがパッと浮かんだら即実行って感じで。今回の詞の朗読もお風呂に入っている時にパッと浮かんだんです(笑)。

——ネタ出しの際、何か意識していることは?

あさぎーにょらしさを出すってところですかね。私の毎日のストーリーを見てくれているからこそ私が明日やりたいことを応援してくれるんでしょうし、私が叶えたいことを応援してくれる方も一緒にわくわくドキドキしてくれている実感があるので、何かを紹介したり実践したりする際も、その実態を紹介するに留まらず、「何、この人?」と、私のことが気になり目が離せなくなる。そこを目指して日々作ってます。

——その日々アップの目標は、やはり群雄割拠のこのシーンの中で毎日アップしていないとすぐ目を離されたり、浮気されたりといった怖さから?

怖さよりは、みなさんの日々の中に常にあさぎーにょが居て欲しい、居るような状態を作りたい、からですね。私が生活に入り込んでいるような感覚になってくれればいいな……との考えからです。

——逆に日々のネタ出しに関しては使命感からか、または、やりたいことがどんどん溢れてしまっているからかのどちらかだったりしますか?

使命感は特にはないです。もうちょっとカジュアルで。例えば彼氏と彼女が毎日やり取りをしているような感覚ですね。別に義務ではないし、だけど今何をしているかは伝えたい、みたいな。それこそそれもSNS的な感覚でしょう。

——では、発したいものを発表しているのではなく、キチンとキャッチボールが前提での発信ということですか?

ですね。感覚を共有して欲しいというか。私のワクワクをアップして、「良かったね」ではなく、最中失敗したことや悩んだりすることもキチンとアウトプットしているので、それによってみんなと一緒に作っている感覚を味わいたいんです。感情移入や自分も一緒に参加する。それが私の活力にもなってますから。

——制作は一人でしていても、けして一人ではないという感覚を味わえるのが興味深いです。

それこそみなさんでブラッシュアップしたり、高めあったりしている感覚ですね。今回の一連のQRコード付きにしても「CDが欲しい」「音源が欲しい」とのリクエストから始まったものだったりしますし。でも、CDを単に出してもワクワクしない。“私もワクワクして、みなさんもワクワクするものや音楽の伝え方って何だろう?” と考えた結果、思いついたアイデアでしたから。それらも含め、みなさんからのコメントや反応は私の中では凄く重要なんです。

——実際、何をモチベーションに活動を?

PV数やエンゲージの更新よりかは自分のワクワクを大事にし、そこを最優先にしています。

——これまでもMVと連動して、そのパジャマにQRをつけて販売したり、シリアルをテーマにQR付きのエプロンや実際のシリアルを実店舗も絡ませて販売したりを経て、今回はQR付きの絵本でしたね。

ぶっちゃけ毎度音楽よりかは作品の方に凝っちゃって(笑)。絵本やライブのビジョンが先に浮かび、そこに音楽を付随させるイメージで進めました。

【MV】Kitai / あさぎーにょ

——今後も基本、ご自身お一人で、様々なことに挑戦していく予定ですか?

実はそんなこともなくて。逆に今後はより色々な方と一緒に作っていきたいんです。それは見て下さるファンの方はもちろん、私の浮かんだアイデアをよりキチンと具現化させたり、理想に近づける為にも必要だなと、今回のコンテストを機に改めて感じたんです。今回のプロジェクトも自分一人でやっていたら、たぶん自分だけのアイデアや発想で終わっていたでしょうが、色々な方が加わり関わって下さったことで、それが掛け算になったり、私の中に無かった新しい要素が注入されたりで、さらにワクワクドキドキが広がったんです。今後はその辺りも視野に入れ、色々とやっていきたいですね。それも含め色々と勉強になったし、今後に繋がっていく大事なオーディションだったんだなと改めて感じました。

——今後、あさぎーにょさんがこのシーンを中心に生き延びていったり、更に多くの人に自分の作品を伝えたり、届けたりするのに必要なものやことは何だとお考えですか?

私は自分のワクワクを大事にしていき、その軸さえブレなければ生きていけると考えていて。どんなものを作っても自分がワクワクしていれば結果ハッピーだし。逆にみなさんもハッピーなんじゃないかな。そこで数字等を気にし始めると私は死んじゃうタイプなので(笑)。

——急にモチベーションが下がったり、面白くなくなったり?

メンタルが下がっちゃう。が故に納得いくものが作れず、面白くない。そんな流れに陥りそうで。逆に色々な方と色々なプロジェクトで携わっていきたいです。企業さんでもいいし。その辺りのロールモデルになれればなって。今のTik Toker、Instagrammer、YouTuberになりたいと言っている方々が私を見て、自分の好きなことをやっていれば自分でも出来るかもと思っていただける、そんな動きが出来たらなって。とにかくワクワクすることをやっていけば、何でも叶う、その辺りを体現していきたいんです。

——その為にはどのような心がけが必要ですか?

やはり70%の力でアウトプットするってことかな……?

——通例では「100%以上の力を出し切ることが美徳」とされていますが……?

100%全力を出し切っちゃうとオールオアナッシングで伸びしろがないじゃないですか。弱い部分や改善しなくちゃいけない部分にも気がつかなそう。そう考えると70%の力でやるのがベストかなと。でも、その代わり、やりたいと思ったら躊躇せず始める。そこが凄く大事で。そこから好きになることも増えるし。今の若い子たちのコメントを見ると、「これをやらなくちゃいけない」と義務化して、それが重荷になっている感が凄くするんです。でも私からすると、「これだ!!」と響いたらすぐやるべきだし、違ったら辞めてまた「これだ!!」というものをやったらいい。次の日全然違うことをやってもOK。で、それも違うと感じたら、またそこで辞めればいい。もちろん決意を固く持つことは大事です。しかし、それがあまりにもプレッシャーになりすぎると、歩き出すことすらできなくなる。だったらまずやってみる。例えそれが失敗になっても、そこから学んだり、学習することもあるでしょうから。是非まずはワクワクを信じて思い立ったら始めて欲しいです。

━━ちなみに70%のうち残りの30%は?

その後の伸びしろですね。自分の思い描いている姿を最初から出すなんて早々できるものじゃないですから。なのでダサくても失敗に感じても出す。で、次回それを超えていけばいいんです。私もそれらを繰り返してきて、ちょっとずつですが向上したので。それを信じて是非活動して欲しい。今は続けること自体が難しい時代なので、いきなり100%を目指すよりもまずは続けていくこと。そうすればいやが上にも、理想に近づけるために向上心と共にスキルやセンスも必然的に養えるものですから。それを信じて是非進んで欲しいです。

『Feat.ソニーミュージックオーディション』グランプリ・あさぎーにょに訊いた、新世代クリエイターとしての「ワクワク」との向き合い方。「へんてこポップが愛される活動を」 music181025_feat-audition_19-1200x800

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池田スカオ和宏

池田スカオ和宏

ライター/インタビュアー/編集人

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