【インタビュー】Attractionsとレーベルオーナー宮野秀二郎に訊く「なぜ今、福岡のストリート・カルチャーが熱いのか」 | ページ 2 / 2

9月にリニューアル・オープンしたばかりの「ハーレーダビッドソン博多」で見ることができたインストアライブでは、日が暮れてムードが増したガラス張りのストア内にアンプや機材を持ち込み、massiveeffectはハーレーのシートに座ってキーボードを演奏。EP『Attractions』の楽曲を中心に会場を湧かせていった。

中でも印象的だったのは、山本幹宗のプロデュースによって楽曲に華やかさやキャッチーなコーラスが加わったバンド屈指のキラー・チューン“Knock Away”。この曲は疾走感溢れるギター・ロックでありながら華やかさやセクシーさ、ポップでキャッチーな雰囲気が混在していて、多くの人が彼らの音楽に触れる最高の入り口になるだろう。

また、この日彼らのライブを観にKYNEが会場を訪れていた他、フードは福岡のライブ・シーンの重要拠点Kieth Flackで長年スタッフを務め、宮野氏とAttractionsとを繋いだ張本人TSUBASA氏がオーナーを務める『MUSIC & PUB FOOLS GOLD』が担当（店名はストーン・ローゼズの“Fools Gold”から取られており、バンドのファーストのジャケットを思わせるレモンを使ったカクテルが名物）。福岡のカルチャーの横のつながりをひしひしと感じさせるような雰囲気で覆われていたのが印象的だった。