––––なかなか交流に発展しないですね(笑)。飲みに行ったりとか、そういう感じではないのですか?
坂本 ムーグさんとカラオケ行きましたよね?
––––ムーグさんと坂本さんで?
山本 はい。他にも何人かいて。そのとき僕は空前のカラオケ・ブームで、いろんな人を引っ張り出して、無理やり歌わせていたんです。ある日、あまり面識もないのに、坂本くんを呼び出して、歌わせたっていう(笑)。
坂本 人のライブの打ち上げで一緒になって、最初は断ったんですけど、手をあわせて「お願いします!」って言われたので行くしかなくなって。
––––強引な(笑)。ちなみに何を歌ったんですか?
山本 最初、カタログを30分くらいじっと見続けていたので、やっぱり誘って悪かったなって、ちょっと後悔してたんですけど。急に「じゃあ、歌います」って(笑)。
坂本 僕と顔がそっくりだと言われているサーファーズ・オブ・ロマンチカというバンドの本木くんていう人がいるんですけど、誰かがわざわざ途中から本木くんを呼び出して。で、本木くんが来たら、ムーグさんが勝手にアリスの“冬の稲妻”を入れて、「ふたりでデュエットしろ」って。
––––無体な仕打ちですね(笑)。
坂本 ふたりで並んで歌ってるところをみんなにバチバチ写真とられて。あとムーグさんはゆらゆら帝国の曲を知らないのに入れて、テキトーに歌ってました。
吉永&大野 爆笑
吉永 この馴れ初めの話、酷すぎる(笑)。バッファロー・ドーターが悪みたいじゃん。
大野 わたしその日に、いつも迷惑をかけてごめんねって言ったのを覚えてる(笑)。
坂本 その後もまた電話がかかってきて……。
吉永 またかかってきたんだ(笑)。
坂本 またやるからって。
吉永&大野 爆笑
坂本 さすがにその誘いは断ったんですけど、その日はEGO-WRAPPIN’を呼ぶからって話で、2部屋用意して、1部屋を楽屋にして、お菓子も用意しておくから、歌いたくなかったら、そっちの部屋で休んでいていいからって。
吉永&大野 爆笑
山本 それが最後だったと思います。
吉永 酷い(笑)。