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すでにそれぞれのフィールドで活躍し、実績も残してきている、若くも個性あふれるメンバーが集ったCRCK/LCKS(クラックラックス)。様々な音楽を通りながらもジャズシーンで活躍を続けている5人がバンドを結成したら……めちゃくちゃポップだった。

CRCK/LCKS(クラックラックス)は、5人の若き個性あふれるメンバーの集合体だ。2013年にアルバム『シャーマン狩り』でデビューした作曲家の小田朋美。昨年、<フジロックフェスティバル>へと出演を果たしたバンド、ものんくるのリーダー角田隆太。数多くのレコーディングやライブに出演し、大御所ジャズアーティストのライブレコーディングにも参加するなど、天才ドラマーと呼び声が高い石若駿。メジャーファーストアルバムがジャズ専門誌でアルバムオブザイヤー、国内ニューススター賞を獲得し、すでにリーダーアルバムを2枚リリースしているギタリストの井上銘。そして、音楽留学から戻り、わずか1年少々ながら、この個のあるメンバーたちをまとめているリーダーの小西遼。

ここまでを読むと、近年国内で流行しているジャズ要素を感じるバンドがデビューだと感じる人もいるかもしれないが、彼らの音楽は“ド”がつくほどポップスな歌モノ。個々の技術の高さやセンスを存分に感じさせるように、それぞれのパートがたちながらも、バンドサウンドを崩すこととなく調和させている。

今月発売される1stアルバム『CRCK/LCKS』では、それぞれの活動や経験から得たアイデアたちがミックスされており、新しいサウンドだという印象を受けるのだが……ただのひとことで、「新しいサウンド」いうくくりには当てはまらないとも感じさせてくれる。もしかしたら、これは国産ポップスのニューウェーブといえるのではないだろうか。

今回は、すでにそれぞれの活動で実績を残している5人がどのように集まって、これまでのフィールドとは異なるポップなサウンドを奏でるクラックラックスを結成したのか。成り立ちやそれぞれの関係性。メンバー5人全員から、普段通りの感覚の座談会に混ぜてもらい、気になることを聞いてみた。

Interview:クラックラックス[小西遼(Sax,Vocoder)、小田朋美(Vo,Key)、角田隆太(B)、井上銘(Gt)、石若駿(Dr)]

――現在井上さんが不在ですが……インタビューをスタートさせていただきます! みなさんは(クラックラックス)以外でも音楽活動をなさっていますが、それらも含め、改めて自己紹介をお願いします。

小西遼(以下、小西) 銘がいないけど始めよう(笑)。

一同 そうしよう(笑)。

石若駿(以下、石若) 僕は阿部さん(マネージャー)との関りで、東京ザヴィヌルバッハ(坪口昌恭によるエレクトロ・ジャズユニット)のライブアルバムをリリースしていて……。

井上銘(以下、井上) お疲れ様っす!

(ここで電車遅延により遅れていた井上が登場し、石若の自己紹介がストップ!)

一同 笑

ポップス界のニューウェーブ!クラックラックスって何者!? interview160418_-crcklcks_06

小西 で、駿の自己紹介の途中だったね。

石若 はい……ドラム担当です。

一同 笑

――石若さんはメンバー内最年少ですよね。

石若 今は23歳です。

角田隆太(以下、角田) バケモノだね。

小田朋美(以下、小田) 一番忙しいよね。

小西 このバンドのスケジュールはすべて駿にかかっているもんね。

石若 みんなには迷惑かけています……ね。

角田 かかってない。大丈夫だよ。

石若 ありがとう。

角田 多分、俺がこの中だと一番バンドやってきているよね。

小西 そうだよね。

ポップス界のニューウェーブ!クラックラックスって何者!? interview160418_-crcklcks_01

角田 僕は高校の時からメロディックハードコアバンドをやっていて、渋谷のライブハウスでライブをしていましたね。高校卒業してからバンドを辞めて、大学でジャズをやり始めてからの4年間は、ほとんどバンドはやっていなかったんです。卒業してから、ものんくるを結成して、そこで阿部さんにも関わってもらいました。そして昨年からクラックラックスをやり始めました。

小西 銘もバンドのイメージがあるな。

(……と、ここで準備を終えた井上が、何事もなかったかのように自然にソファーへ座る)

次ページ:クラックラックスが結成した経緯とは

Mako Masaya

Mako Masaya

ライター

大学在学中、100~700人規模のパーティー及びインディーレーベルのイベント企画・運営をマンスリーで経験。その後、アパレルに特化した代理店、アパレルメーカー 、飲食運営、出版・制作会社に勤める。転職間の数か月に、ニート・フリーターも体験。そのすべてを経て、現在ひとりで音楽・地域誌、ムック本発行を中心に編集・物書、企業イベントコーディネーターに至る。 これまでの経緯から、多種多様なクリエイターと出会い自身は”編集・物書”・”イベントプランナー”だが、多岐にわたりクリエイティヴな活動をしている人、団体と共同体となり、多角的な視点から企画立案し、制作案件に挑戦。多種多様だが、すべてを通じて得た、貴重な『経験・体験・出会い』、そして産まれる”縁”。その繋がりを重んじ、縁を繋ぎ円にし、自らをソーシャル・デザイナーと名乗り、その円から、社会のデザインを試みている。

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