——Galileoと出会ったことで日本のバンドシーンの印象は変わりましたか?
クリス 彼らと知り合う前は日本のバンドはそんなに知らなくて、いくつか友だちから聞いて知ってたバンドは“はっぴいえんど”だったんだけど。
雄貴・和樹・佐孝 ははは。
クリス で、彼らと仕事をしてから日本のバンドをいろいろ紹介してくれたので、今は少し知ってるけど・・・なんとなく日本のロックにはエモーショナルなクオリティがあるんじゃないかな? と思うよ。まぁでもさっきユウキも言ったように、「日本だ、アメリカだ」っていう違いはもうあんまりないんじゃないかと思う。
——ところでクリスは日本語も少しわかるし、書けるということで、今回の『ALARMS』の中で日本語の響きとして面白いなと思ったものはありますか?
クリス いっぱいあるんですけど<サイゴ(最期)>(“Jonathan”の歌詞に登場)、あとは<ウチニカエリタイ(家に帰りたい)>(“ロンリーボーイ”の歌詞に登場)とかかな。歌詞の意味や雰囲気を知るっていうのは僕にとっても重要なことなので、逐一、「これどういう意味?」って訊いて、プリントアウトして教えてもらったりして言葉を理解しようとしたんだ。
雄貴 それは嬉しかったし、しっかり覚えてくれるからコーラスワークもばっちり一緒にやってくれて。
——今回のレコーディングですっかり仲良くなれたということで、さらに次に進んでやってみたいことはありますか? 例えばお互いの都市でライブをやってみるとか。
雄貴 それは絶対やりたいです! クリスとも話したんですけど、「対バンしよう」って。まずはクリスに来てもらいたくて、札幌にも来てもらいたいし、クリス、京都好きなんで、京都で一緒にライブやりたいねとかも話してて。
クリス 僕もだよ。アメリカにはツアーじゃなくて遊びに来てくれても全然いいし。レコーディングですごく仲良くなって、今や日本のファミリーって呼んでるぐらいで、「北海道に来て」って誘ってくれるし、それが社交辞令じゃないっていうのもわかるし、嬉しいね。それに次のアルバムでもいいし、また一緒に音楽を作りたいと思ってるよ。
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