雄貴 それまで僕たちがクリスと作業出来てる喜びを緊張して出せてなかったんですけど、ここに来て変わりましたね。
クリス 会って間もない頃からそういうことを言葉できちんと僕に伝えてくれてたし、ずっと気持ちは伝わってたよ。海外でアーティストとレコーディングをする時よりもきちんとオーガナイズされていたし、彼らはとにかく真面目だったね。
雄貴 日本人から見ても僕たちは暗いんでこれは言わないとなって思ったんです。ちょっと言い過ぎたっていうのはありますけど(笑)。でも伝わっててよかった。
クリス え? 君たち暗いの? それは初耳だな(笑)。でも会ったときから僕と同じ様なムードとかエナジーを感じてたからすぐにしっくりきたよ。
雄貴 そう思っててくれてて嬉しいです。
クリス こんなに月日が経ってるなかであらためてこういうことを言えて僕もよかったよ。もっと早く言えばよかったね(笑)。
雄貴 こういう形ではあるけれど、今日会えて本当に嬉しいな。
クリス 僕もだよ。前のインタヴューはスカイプだったしね。
雄貴 スカイプの日はタイムラグがあったりちょっと難しい部分があって、「ああクリス、もう僕たちに興味ないのかな?」って一瞬ちょっと思っちゃって(笑)。
クリス そんな悲しいこと言わないでよ(笑)。じゃあもうスカイプのインタヴューは今後一切辞めよう!(笑)
一同 はははははははははは!!
クリス こうやって近くで話せるのがベストだね。
雄貴 スカイプのインタヴューが終わったあとすぐにクリスからメールが来たんです。
クリス そうそう、日本語の練習も兼ねて送ったんだ。あれ分かった?
雄貴 お世辞抜きで分かった! すごいなと思いましたね。
クリス やったね(笑)。でも、もしかしたら僕たちは心で繋がっているから通じたのかもね。
雄貴 それはあるかもしれないね。通訳を介さないで気持ちを伝えることの大切さを覚えました。一緒にやってなかったら分かんなかったことかもしれないですし。ちなみに、クリスのメール全部平仮名なんですけど、メールを見てるとクリスの顔が浮かぶんです(笑)。
クリス はははは! 元々日本の文化が大好きだったし、日本のことを知りたいっていうのもあるけど、僕が日本語を勉強してる理由はこうやって日本の人たちと直接話したいからなんだ。
雄貴 逆に俺らが「オーサム(=awesome)」くらいしか英語覚えなくて・・・ずっと「ザッツ・オーサム」って言ってましたけどね(笑)。レコーディングでよく使う英語のリストを通訳のスタッフさんに作ってもらって、そこにはクリスのための日本語も書いてあったんですけど気づいたら使わなくなってましたね(笑)。