Interview: ムッシュかまやつ×Azumi

【インタビュー】ムッシュかまやつとAzumiによるスペシャル対談が実現! 2人の持つ多面性やこだわりとはーー。 interview131111_abarth_musshu-azumi_Qetic_6

――ムッシュさんは「アバルト 695 トリブートフェラーリ」のオーナーですが、アバルトを選ぶ人には、“敢えて”アバルトを選んでいるという印象があるんですね。日々のライフスタイルの中で、厳選するモノ・コトや、心掛けているルーティンはありますか?

ムッシュかまやつ(以下、ムッシュ) 僕の場合はクルマもギターも特別なものじゃないけど、作動するときに他より違うパワーが出るものが好きなんです。見た目は普通なんだけれども、いざというときに力が出るようなものが好き。そういう視点でモノを選んでいるのかもしれない。僕の自動車歴とギター歴の中で、「これがいいな」っていうのが段々と見えてくるんですよ。使いやすいということ、アグレッシブであるということ、あと壊れないということが大事ですね。アバルトは壊れないですしね。前に障害物があって、自然とブレーキが効くみたいなクルマは絶対に乗りたくない。

――Azumiさんはシンガーである一方で、ご自身のヘッドアクセサリーブランド「Tuno by Azumi」のディレクターを務めていますよね。

Azumi 私はどこかに毒を入れたり、エッジを効かせる。綺麗過ぎるものが嫌いなんですね。アクセサリーを作るときでも可愛すぎたら嫌で、そういった毒をどこかに放り込む。そうやって全体のバランスを見ることにこだわってます。ブランドと音楽も使う脳みそが一緒というか、創作する脳みそって同じなんだなってブランドを始めてから知りました。足りないものを補うとか、毒を放り込むとか、そこでバランスを取っていくとか、見ている所が一点じゃなくて、トータルのバランスを見ているんだなっていうのが、よくわかりました。

ムッシュ クルマなんて後から毒をくっつけるんですよ。スーパーチャージャーとかブースターとか。でも、アバルトは毒が既に組み込まれてるから扱いやすいのね。ギターだったらエフェクターを地面に置いて踏んで使うけど、アバルトは乗っていて自然とエフェクターが効いて、ケースバイケースでエフェクターが勝手に動いてくれる感じですかね。標準装備でそうなってるのが有り難い。

Azumi アバルトは色々なこだわりを持っている方の心をくすぐるクルマなんですね。

ムッシュ 僕、もう一年乗ってるけど全部を把握できてない(笑)。取説(取扱説明書)とか読むのが嫌いなもんだから、自分で走りながら確かめていくっていう。絶対に取説からいかないタイプ。

Azumi 私は全部の機能を試して把握しないと気が済まないです(笑)。「あ、なるほど、こうやってやるのか!」みたいな自分なりのやり方を発見していくとか、楽しいですよね。

ムッシュ 僕がアバルトを買ってすぐに、おぎやはぎのクルマの番組(「おぎやはぎの愛車遍歴」)に出たんですよ。国際ライセンスを持ってる女性ドライバーが僕を乗せて運転してくれたんだけど、すごい走りをして、壊されちゃうんじゃないかなって(笑)。すごくスラロームして、やっぱりプロのドライバーってすごいな、と思ったね。

――じゃじゃ馬のような一面もあるクルマだと思います。

Azumi その扱いにくさみたいなところも魅力的なんですね。

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