ーーニュー・アルバム『ビニース・ザ・スキン』について教えて下さい。どんな点が前作と違いますか?
ラグナル 僕達の過去数年の様々な経験のおかげで、色々と違うことをやれたと思う。アルバムの中に、新しい経験が聞き取れると思うんだ。
ナンナ ええ。人は自分の知っていることや、経験を曲にするものだから、それは強く影響するわ。それで、私達は、自分達の経験から学ぼうとしていると思うの。でも、どうかしらね。
ラグナル うん、全ては影響していると思うよ。それでこのアルバムに、以前とは違う形でアプローチしたんだ。それは、アルバムを作ると計画してから作ったせいでもあるよ。ファーストは、ただ作ったっていう感じだった。アルバムが目標じゃなかった。
ナンナ ええ、ただ……。
ラグナル 曲があって、それがアルバムに入った。アルバムに入れよう、って。
ナンナ ええ、それに前回は、ショウのために曲を書いてたの。アルバムも頭の隅にあったけれど、目的はステージに上がって観客の前で曲をプレイすることで、観客の反応を見ることができた。ある曲をやって、観客が気に入ってくれたら、その曲を少し長くしたりとかして、さらに手を加えたの。だから、ステージでパフォーマンスをしながら、曲を書いていたのよ。でも、今回はどの曲もプレイしていなかったわ。私達自身以外に、比べるものがなかったの。
ラグナル でも、僕達がすごく長い間ツアーをした経験も、作曲に関与したと思うよ。
ナンナ そうね。その経験は確かに私達の頭の中にあったわね。
ラグナル 僕達はステージで何をやるのが好きか分かってたし、これらの曲をステージでプレイすることになるって分かってたから、この新作は、これから皆に見せたい衣装を着るような感じかな。この先2年とか、できればもっと長くね。
ナンナ そうね、曲作りの最中に、ステージに立っていた時の光景をを思い出して、うん、この曲は観客の前でやったらバッチリだわ、って思ったり。
ラグナル うん、生で演奏したらすごく楽しい曲だな、ってね。
『ビニース・ザ・スキン』ジャケット
ーーこのアルバムで挑戦したことは?
ナンナ 私達はプロデューサーのクリスと仕事をしたんだけど、それは自分達に挑戦したかったからなの。一緒にやることで、探検したかったの。私達に何ができるかしら、どうすればいいかしらって。
ラグナル うん、僕達が曲を作る時って、曲をすごく盛り上げようとする傾向があるんだよね。
ナンナ ええ、上昇させるの。
ラグナル 僕達はそれがすごく好きだから。それが一番だと思ってるわけじゃないよ。だから挑戦したのは、その逆をやることで、上昇させない曲を作ることだった。僕達はこのアルバムの何曲かでそれをやろうとしたんだ。すごく沢山学んだと思う。
Of Monsters And Men – Empire(Official Lyric Video)