telephones、初の転調採り入れに挑戦!!

––––そういえば、今作では珍しく転調も取り入れてますね。それが故のドラマティックさが引き出された曲も印象的でした。

石毛 珍しいどころか、たぶん初めてです。今回2曲入れてみました。

––––どうして転調の導入を?

石毛 「今までにないアレンジメントをしたいよね」的な話から、「そういえば俺たち、転調って一度もしてなくない?」って。じゃあ、取り入れてみようと。

長島 転調のパターンも色々と試したよね? 徐々に上がって行くパターンや、もう一回グワッといくパターンとか。

岡本 「ダメだ。いまいちだ」って(笑)。ラストの“Night Parade”もそうだったよね? 2回上がったんだけど、転調戻しの方がやっぱり良かったって。

【インタビュー】the telephonesの定義する大人のハイテンション。それこそすなわち「SUPER HIGH TENTION!!!」 Interview140604_the-telephones_sub3-1

––––“Starship Romance”での徐々に転調していく具合も個人的にはたまらなかったです。

石毛 ビートを落としてから、ビートは戻るけど、曲は転調していき、更に疾走感があるというパターンね。この転調にしても、転調を覚えたからって、一つ覚えみたいに使って……みたいに思われたくなかったんで、あえて2曲に留めたんです。しかも、両方とも全く違ったパターンですからね。

松本 あと、この“Starship Romance”に関しては、実はリズムトラックが2個並行して流れているんです。一つはシークエンスで組まれているもの、一つは僕が途中で生で叩いているものの、いわゆるツインドラム的な試みというか。これはワクワクしましたね。“どう共存して上手くやるか”みたいな。今まではリズムトラックがあっても、そこにユニゾンで叩くってパターンが多かったけど、違うパターンで叩くとまさにもう1人のドラマーと共演しているような感覚なんですよね。このアルバムでの俺推しな曲です。

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