Session#2 “A good choice”
登壇者
アクセンチュア 加治慶光さん
PwC エリック松永匡史さん

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エリック松永匡史さん

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加治慶光さん

モデレーターの日本マクドナルド史上最年少部長の唐沢俊輔さんが登壇者のお二人に「何が良い選択なのか?」を投げかけます。最初のお題である「使命」について、エリックさんは「ビジネスの始まりはLOVE」と断言。加治さんは「知的生命体って100年ぐらいしか生きられない。なら自分の命を何に使うか? 意識して仕事をするのは効果的」と、業種を超えた腹落ち感のある発言。さすがです。続いて「失敗と挫折」に沿ったお話では、エリックさんはそもそもプロ・ギタリストだったものの上には上がいることを知り、コンサルタントに転向したとのこと。「でも共通しているのはお客さんの笑顔。ギター弾くのもコンサルタントの仕事も人を楽しませたいから」、うーん、なるほど、徹底しています。一方、加治さんは2016年当時のオリンピック招致に敗れた経験を。「プレゼンはベストだったけど、ロビイングが足りなくて敗戦した」と、かなり具体的かつここだけの内緒のエピソードの話してくれました。

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唐沢俊輔さん

そして最後のお題である「運命と偶然」について、エリックさんはある著名ギタリストに今の職業になってから再会。「ただでギター教えろって中学生がいた」「それ俺っすよ」という会話がなされたんだとか(爆)。どうやらエリックさんにとっては運命も必然というところでしょうか。加治さんは3.11の震災と同時に起こっていた都知事選に触れ、「一人がいくら頑張っても運命というものは存在する」と、自分に課せられた運命は仕事とも分かちがたいことを教えてくれました。

最後のお題は「成功と死生観」。なかなかディープなところに突っ込んでいくセッションです。エリックさんは明日まだやりたいことがあるという意味で、「何か悔いを残しながら死にたい」とのこと。加治さんはご自身のオリンピック招致の体験から「こんな安全な国にいて、他の国の人たちのためにできることはないのかな?そういう風に一度だけの人生に気づくこと」が結果的に新しいイノベーションを生むのでは?と説得力抜群の語り口でアドバイス。「イノベーションって何のためにするのか?」という根本的なお話にふかーく頷くセッションでした。

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