Session＃３ “The Leaders”
登壇者
Japan Innovation Network(JIN) 西口尚宏さん
ヤフー 伊藤羊一さん
Slush Asia アンティ・ソンニネン
西口尚宏さん
リーダーたちがキャリアの過程で何を考え行動してきたのか？ そしてリーダーの素養とは？ がテーマのセッションですが、具体的な問いかけに答えるスタンスがリーダーそのものといった感じに白熱。
Japan Innovation Networkの西口さんは「今、社内起業しようとしている人がいたら、次の本業を創りつつあるという気合で、社内外の関係者を巻き込んで、コミュニティ自体をつくってことがが大事」と、とかく横並びを気にする日本人にも実現可能な心構えを披露。
ヤフーの伊藤さんは前職での経験を踏まえて「イノベーションって個人でやっても打ち上げ花火で終わるけど、仲間の力をうまく使えたプロジェクトは成功する。あと、上司には志や熱意だけじゃなくちゃんと計算高い面も見せないと！」と、ヒートアップしがちなイノベーターに全体を見渡すリーダーらしいアドバイスをするところもさすが！
伊藤羊一さん
そしてフィンランド発祥で世界最大規模のスタートアップ・カンファレンス「SLUSH」初のアジア版を代表するアンティさんは日本で仕事を始めてまだ数年と思えない語学力にまずびっくり。「個人ベンチャーって泥臭いもので、1日一歩でも進む、そんなつもりじゃないと」と、これまたリアルな発言が。そしてこれはお三方共通した意見でしたが、大企業とベンチャーが関わって何かを生み出すことがこれからますます大事になってくるということ、そしてアンティさんはさらに具体的に「最近、大企業も自社だけで開発できないことも多いから、ベンチャーへの歩み寄りは大事。しかも、オープンイノベーションって事業開発のイメージだけど、営業とか含めて考えないと持続できない」と、大企業にもスタートアップしようとする人にもキモになるアドバイスをくれました。
アンティ・ソンニネンさん
そして大事なのは「面白いインスピレーションがあれば、今日からアクションしていきましょう」というメッセージに、参加者の目の色もググッとビビッドに！ モデレーターのNTTドコモでドコモイノベーションビレッジを担当している前田留実さんも個性的な3人に共通するビジョンを分かりやすくナビしてくれました。
前田留美さん
次ページ：スタートアッパーと大企業、それぞれ「0→1」を実現するお三方！
