Session#4 “0→1”
登壇者
Factellier 山田敏夫さん
CA・クラウドファンディング「Makuake」 中山亮太郎さん
チカク 梶原健司さん
山田敏夫さん
中山亮太郎さん
スタートアッパーと大企業、それぞれ「0→1」を実現するお三方の夜このセッションは今回のキモ! モデレーターは元大手投資銀行勤務のLUXA瀬尾萌さん。セッションを「たまたまスタバで隣り合った人が実はすごい人だった! っていう設定でセッションしましょう」と提案、流麗な煽りで本編に突入します。
すでに繋がりのある3人はスピーチというより完全なクロストーク状態に!
日本のアパレル業界を根底から覆す山田さん、『カンブリア宮殿』で、その思考と地道なプロセスを見た人も多く、<しんびじ>でも常に人気者なイメージです。山田さん曰く、イノベーションは「商品が生まれて、売ってまで全部通しての物語が見えてないと起こらないし、ユーザーとしての成功体験が大事」と言います。そして某大手コンピューター企業から独立し、先日「まごチャンネル」という新サービスをリリースした梶原さんは、独立当時は「イノヴェイティヴでクールな事やらんと!」と鼻息荒かったと笑いを取りつつ、遠く離れたおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんをつなぐという、ある種素朴なサービスを開始。「自分が腹落ちしてないと、周りの人から否定されようがやり続けることなんてできない。伝えたいからやっているわけで」と、ご自身の肌感覚の大切さを力説。そしてサイバーエージェント・クラウドファンディング「Makuake」代表の中山さんは「イノベーションは大してお金は生み出さない。最初クラウドファンディングやる? ってなった時から、とりあえず足でチャンスポイントとひらめきポイントを探してきた」との事。ものすごく地に足のついたお話です。
梶原健司さん
瀬尾萌さん
瀬尾さんが参加者から質問を募ると、「地道な努力をどんなところでしたか、つまりどこで汗をかいたか?」という興味深い内容が。山田さんは「日本のほとんどのアパレル工場はホームページがないので、夜行バスで訪ねた」、梶原さんはまごチャンネルを最初は「実家と自分地をお手製のソリューションでつないで1年ぐらい試した」ことと、事業にフルコミットしてくれる人材に出会うまで何百人の人と会ったことだと述懐…(すごいパワー!)。中山さんはベトナム赴任後、「Makuake」の立ち上げメンバーを口説いた時期だということでした。
参加者へのメッセージでは梶原さんの直近の体験からくる「0→1をやる人がもっといると日本は面白くなると思います」という一言にしびれました。皆さん、実行力とユーモアを兼ね備えていて、最強のビジネスパーソンの素顔を見る思いです。
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