Session #6 “Monster”
登壇者
イトーキ 戸田裕昭さん
凸版印刷 坂田卓也さん
リコー 澤田智裕さん
パナソニック 濱松 誠さん
濱松 誠さん
戸田裕昭さん
ラストは皆さん30代前半、今後、確実に日本を変えてくれるヤバイ人たち=モンスターが総結集。<しんびじ>では、青の破壊力? で人気の濱松さんや澤田さんが人間力を見せつけます。
お互い見知った4人と、沼田さんの後輩であるモデレーターの山本さんが繰り広げるセッションは、「なぜ、社内ベンチャーを?」から仕事への志、モンスターと呼ばれる理由が分かるスーパー・サラリーマンぶりだったりと、「会社のお金で人の役に立つような大勝負に出たい!」と思わせるダイナミックなエピソードがザックザク。
パナソニックからベンチャー企業へ出向中の濱松さんは、芸人顔負けのトークスキルとオフマイクでも喋り続けるパワーがすごい。「まず社員10万人もいる会社で社内ベンチャーに選ばれたいなら面白いことしてないと無理。それに40代や50代の社員見て文句ばかり言うのが嫌だったから、自分で5年、10年かけてエコシステム作らないと!」と口角泡飛ばしつつの熱弁です。
皆さんがモンスターと言われる所以の中でも、澤田さんのモチベーションは「この人と仕事をしたい」と思ったら驚天動地な行動に出ること。実は沼田さんが真っ青になるような出来事があったんですが、とても書けません!(笑)戸田さんは社会を良くするという志で仕事をしていて、自分のことはモンスターとは思わないとか。心臓の鼓動のように志が脈打っているようでした。
澤田智裕さん
坂田さんは志という言葉が嫌いだったけれど、剣道をされていた経験から負けず嫌いがモットーで、グロービス経営大学院大学に通い始めてから、最強の経営者になるという志が芽生えたとのことでした。詳しくは書けないものの皆さん新規事業をスクラップ&ビルドしていることは間違いなく、やはり4人ともモンスターでしょう!
坂田卓也さん
セッションも大団円を迎える中、坂田さん、濱松さんが「なぜみんなこういうコミュニティにくるんですかね?」と参加者に質問投下。するとベンチャー代表が若い後輩男子に自分で話してもイマイチ伝わらないから連れてきたとか、後輩が新しい技術を何としても事業にしたいというので、この場で繋がりを作りたくて連れてきたなどなど。イノベーターは一人じゃイノベーションを起こせない、そして周囲にその熱が伝わってきていることを実感しました。皆さんの明るい本気度が伺えました。
余談にしてはすごい話ですが、モデレーターの山本さんは新入社員時代に東日本大震災を女川で経験、死にかけ体験をした後に東京に戻ってきて、沼田さんに誘われて<しんびじ>のセッションを見て「こんなに輝いている人がいるんだ」と触発され、今現在、行動中なんだとか。
山本将裕さん
だんだんエモいムード満載になったところに、沼田さんが促して先輩である木下さんがこの日の感想を! 「会社の命令で来ているわけじゃないのが素晴らしい。こういう人たちを人事部が探すのはすごく難しいこと。ここで議論が生まれて、新規事業が始まるかもしれない、そういうところがすごくいいと思います。「<しんびじ>星3つです!」。
木下さん
スタンディングオベーションとともに気がつけばほぼ7時間にわたり繰り広げられた第8回が終了しました。
大げさに思われるかもしれませんが、本当に変えてみたいことって実現するんじゃないでしょうか。もちろん、そこには実現のための専門性やビジネスの知識も必要です。でも、大きいことでも小さなことでもインスピレーションを無理に忘れることはない、仕事で人をこんなに楽しくさせている人たちを目の当たりにすると、素直にそう思えちゃいました。ヤバイ人たちが集まる根も葉もあるセッション、今回も絶大な化学反応を起こしていました!
photo by EIJI