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いよいよ開催が間近に迫った<FUJI ROCK FESTIVAL 2019(以下、フジロック)>。その出演者の中に、USミュージック・シーンの第一線で活躍する一人の日本人がいることを知っているだろうか? その日本人とは昨年のスーパーオーガニズムに続く逆輸入アーティストのBIGYUKIこと本名・平野雅之。高校卒業後に渡米して名門バークリー音楽大学に進み、キーボーディストとして数々の著名アーティストからの信頼を勝ち得ている気鋭のプレイヤー/アーティストだ。彼の能力を買い賞賛を送る大物を一部挙げるだけでも、Q・ティップ、J・コール、タリブ・クウェリ、ビラル、ロバート・グラスパー、カマシ・ワシントン等々……と、USヒップホップからジャズ・シーンを股にかけた錚々たる名前が並ぶ。

フジロック2019出演。逆輸入アーティストBIGYUKIのパフォーマンスは必見|ロバート・グラスパーら世界の大物から注目される理由とは mu190722_bigyuki5

2015年にアメリカの『JAZZ TIMES』誌が行った読者投票の「ベスト・シンセサイザー奏者」部門でハービー・ハンコック、チック・コリア、ロバート・グラスパーに次ぐ4位に選出されるなど、ジャズ・シーンでは以前から名うての奏者として知られていたBIGYUKI。ロバート・グラスパーは来日時のインタビューで「今最も注目しているのはBIGYUKI、日本のロバート・グラスパーだ」と話し、カマシ・ワシントンは現在行っているツアーのバンド・メンバーに彼を起用。ジャズ新世代を代表するミュージシャンからの共演を望む声は、今なお後を絶たない。

BIGYUKI – Changes/Soft Places

そんなBIGYUKIがポップ・ミュージックのシーンでも広く注目される契機となったのは、2016年にア・トライブ・コールド・クエストがリリースしたオリジナル・アルバム『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユア・サービス』だろう。USヒップホップ界の巨人が実に8年振りに発表したラスト・アルバムにおいて、彼はキーボーディストとして参加。そのプレイは中心人物のQ・ティップから絶大な信頼を受け、収録曲の“Melatonin”では作曲者の一人としてもクレジットされた。

同アルバムは当然のようにUSアルバム・チャート一位に輝いたが、全米一位獲得作品に日本人が参加したのは何とオノ・ヨーコ以来という快挙だった。同2016年、BIGYUKIはJ・コールのアルバム『4ユア・アイズ・オンリー』にも参加。同作も全米一位となり、全米一位獲得作品2作に参加した史上初の日本人となった。

フジロック2019出演。逆輸入アーティストBIGYUKIのパフォーマンスは必見|ロバート・グラスパーら世界の大物から注目される理由とは mu190722_bigyuki3

BIGYUKIはこれまでに二作のリーダー・アルバム、『Greek Fire』(2016年)と『Reaching For Chiron』(2017年)をリリースしている。この二作品を聴けば、なぜ彼が同業者をこれほどまでに虜にしているのか、その理由が分かるはずだ。既存のジャズ・マナーだけに囚われず、自身の出自であるクラシックの繊細なタッチから黒人音楽のグルーヴィな躍動感までをシームレスに紡ぎ出していくピアノ/キーボード/シンセサイザーのプレイ。自身の演奏を核として、ギター、ドラム、パーカッション、歌からエレクトロニック・サウンドまでを駆使しながら安易なカテゴライズを拒否する独自の世界観を作り上げている。

BIGYUKI – Belong

彼は影響源としてジャズやヒップホップのみならず、ダブステップ、トラップ、テクノ、ジェイムス・ブレイクにレディオヘッドと、様々なジャンルの革新的なサウンド/クリエイターの名前を挙げている。2ndアルバムのタイトルに登場する「Chiron=ケイロン」とはギリシャ神話に登場するケンタウロスの名前で、野蛮で粗暴なケンタウロス族の中では例外的に、様々な知識や知恵を学び活かした思慮深い賢者だったという。『Reaching For Chiron』=「ケイロンになれるように」というタイトルにも象徴されるように、BIGYUKIは膨大な蓄積を未来の音楽へと昇華する、稀有なサウンド・クリエイターでもあるのだ。

フジロック2019出演。逆輸入アーティストBIGYUKIのパフォーマンスは必見|ロバート・グラスパーら世界の大物から注目される理由とは mu190722_bigyuki4

今回の来日は、バンド・メンバーにもNYシーンの重要人物が揃う。ギタリストのRandy Runyonと、ドラムのTim “Smithsoneon” Smith (Drums)の二人は、数々のセッションやプロジェクトに参加し、ともにビラルのバンド等にも参加する盟友。BIGYUKIが「ベスト・メンバー」と称するトリオ編成となる。ライブでは、トラヴィス・スコットやエイサップ・ファーグ、XXXテンタシオンといったラッパー達のリミックスも披露しているため、熱心なジャズ・リスナーでなくとも十二分に楽しめるはずだ。

BIGYUKI – Travis Scott ‘Antidote’ Remix

BIGYUKI – ASAP Ferg ‘East Coast’ Remix

<フジロック>では、7月26日(金)に「PLANET GROOVE」のトップバッターとして登場。直前に行われるケミカル・ブラザーズやトム・ヨークのライブにも引けを取らない熱演を見せてくれるだろう。また、<フジロック>後の7月30日(火)には、渋谷WWW XにてD.A.N.との2マン・ライブ開催も決定している。ポップ・ミュージックの最先端を体感するべく、ぜひBIGYUKIのライブに足を運んでみて欲しい。

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EVENT INFORMATION

FUJI ROCK FESTIVAL ’19

2019.07.26(金)、27(土)、28(日)
9:00 開場 11:00 開演 23:00 終演予定
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
詳細はこちら

BIGYUKI×D.A.N.

2019.07.30(火)
OPEN 18:30 / START 19:30
WWW X
ADV ¥4,500
LINE UP:BIGYUKI / D.A.N.

詳細はこちら

BIGYUKI オフィシャルサイト

text by 青山晃大

青山晃大

青山晃大

ライター

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