間髪を入れず立花ハジメが登場、“Dr.Moooooog”と“Socks,Drugs and Rock’n’roll”をプレイ。この日唯一のバッファローより年上のゲストだったが、そうは思えないほどプレイも振る舞いも出で立ちも若々しく華やかでエネルギッシュだ。なお日暮との“Beautiful You”と立花との“Dr.Moooooog”は録音、その場でミックスされ、ライヴ終了後に「PLAYBUTTON」として観客全員に配布された。
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バッファローの象徴とも言える長尺の“303 LIVE”をじっくり4人でプレイしたあと、小山田圭吾がギターを持って登場、“Blooper”、“Great Five Lakes”と演奏。リラックスしたシュガー吉永との複雑かつ繊細なインタープレイは見ものだった。
そして小山田が残り、シュガーが「give me funky Stuff」と促してファンクなインストが始まると、KAKATO(鎮座DOPENESS、環ROY)のふたりがじりじりと登場、おもむろにフリースタイルを披露。最初は大先輩に囲まれてのプレイにやや遠慮がちにも見えたが、大声援に押されてペースを掴んでからは、一気に場の空気を支配し沸かせたのはさすがに現役第一線のラッパーだ。“NEW ROCK”ではバッファロー20周年を祝うラップを披露して会場を盛り上げ幕。
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そしてアンコールでは再びコスマス・カピッツァをフィーチュアしての“Pshychic A-Go-Go”など、3曲をプレイ。“Jellyfish Blues”が、深い余韻を残して終わった。
最初に書いたこととは裏表の関係だが、バッファローはアルバムごと年代ごとに気まぐれな変化を辿り、良い意味で「バッファロー・サウンド」のようなものを確立しないで、ここまできた。特定の世代を代弁したり、特定の年代を象徴したり、特定のムーヴメントを代表したりしたことがない。だから移ろいやすい時代の流れに埋没することなく、アーティスト・イメージが古びることもなく、常にフレッシュで刺激的でフレキシブルな存在でいつづけることができた。それは今回のような多数のゲストを迎え新旧の曲をまんべんなくプレイしたライヴで、よりいっそう明確になったと思う。来年にはリリースされるというオリジナル新作が本当に楽しみだ。
(text by 小野島大)
Setlist
1. Cyclic
2.A11 A10ne
3.Peace
–>Aiha & Koresuke
4.Volcanic Girl
5.Beautiful You
6.Cold Summer
–>Kosmas
7.Autobahn
8.Discotheque du Paradis
–>Hajime
9.Dr. Moooooog
10.Socks, Drugs and Rock’n’roll
11.303
–>Keigo
12.Blooper
13.Great Five Lakes
–>KAKATO
14.Freestyle
15.New Rock
EC:
1.Silver Turkey
2.A-go-go w/ Kosmas
EC2:
1.Jellyfish Blues
Release Information
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