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25人に訊く＜FUJI ROCK FESTIVAL 2019＞にいく理由｜#11 KING MAYUMMY（メディア勤務｜時々DJ）

Music ｜ 2019.07.11 Thu

開催まで残り一ヶ月を切った＜FUJI ROCK FESTIVAL 2019＞（以下、フジロック）。今年初めて行く方も、23回目の参加の方も、それぞれ楽しみにしてることは違うはず。ましてや、行く理由も様々なはずです。

初心者の方から玄人まで、今年＜フジロック＞に参加する方々はどんな理由を持って苗場に向かうのでしょうか？　今回答えていただいたのは、KING MAYUMMY（メディア勤務｜時々DJ）さん！

今年、フジロックへ行く理由

36年の人生の半分以上の夏を＜フジロック＞とともに過ごしているので、正月にお雑煮を食べる、大晦日は紅白を見る、そんな欠かせない年中行事化しています。

＜フジロック＞には、99年の苗場の初年度からずっと参加しています。高校1年生から現在までで計20回目、今年は自分＜フジロック＞20周年です。その間、一度だけ行けなかったのが2001年。高校3年生で受験勉強のため欠場しましたが、OasisにNew Order、Eminemと「最強のラインナップ」と世界で話題になった年でもあり、今でも悔やまれます。

今年のラインナップについて

The Chemical BrothersやThe Cure、レッチリ（笑）など＜フジロック＞らしい安心感がありつつ、Siaの初来日やThe Comet is ComingやNight Tempoの出演など旬や新鮮なブッキングにワクワクしています。

金曜の夜中のKid Fresino、Yaeji等で若い風を浴びまくり、土曜はドラゴンドラに乗ってDAY DREAMINGでチル＆ダンス、日曜日はFIELD OF HEAVENに居座り世界中の音楽を浴びつつWHITE STAGEを覗く、と毎日違う過ごし方が出来そうで楽しみです。

観たいアーティスト

KhruangbinとVaudou Game（ヴォードゥー・ゲーム）

例年日曜のFIELD OF HEAVENは自分の好きな土着的で気持ちのいいアーティストがそろうのでラインナップへの信頼感が強いです。Khruangbinは7月12日（金）発売のDUB MIXアルバム『Hasta El Cielo（Con Todo El Mundo in Dub）』（セカンドアルバム『Con Todo El Mundo』のダブ盤）が最高で、ゆるいDUBを苗場の青空の下で聞けたらさぞビールが旨いだろうなぁとワクワクします。

Vaudou Gameは初見ですが前述のとおり日曜のFIELD OF HEAVENのラインナップということで絶対まちがいないだろう、と期待が高まります。

Khruangbin – Mary Always（Official Audio）

VAUDOU GAME ‘La Chose’

フジロックで好きなアクティビティ

（ライブ鑑賞以外の楽しみ方ですが……）

1位；ちゃんこ谷川で昼酒
昼から友人らと一升瓶を飲み干し宿で寝てしまい、起きたら外は真っ暗。
ヘッドライナーがすべて終わっていて泣いたことがあります。

2位：深夜のPYRAMID GARDENで焚火にあたる
ここでいただくホットワインは格別です。

3位：旧フクダヤ商店向かいに出きたスナックでの飲酒

あと＜フジロック＞が開催される前月6月に苗場山で開催される苗場観光協会主催の＜たけのこフェス＞（「山たけのこ山菜ウィーク」）で姫竹や山菜とりが出来、かつ＜フジロック＞の空気を先取りできて最高です。＜フジロック＞で毎年お世話になっている民宿の大将たちとも親睦を深められます。苗場食堂のごはんを作っている民宿のお母さんたちの案内で姫竹や山菜をとることができます。

フジロックでの印象的なエピソード

十数年前、とあるヘッドライナーのアーティストにナンパされたことでしょうか……。英語がよくわからずポカンとしていたら通訳さんが間に入ってくださりましたが、丁重にお断りし、記念撮影だけしてもらいました。多くの女性客にフランクに声をかけていた模様ですが、写真は青春の思い出として宝物にしています。

今年の意気込み

30歳過ぎてから夜更かしが堪え＜フジロック＞終了後1週間ほどはだいたい体調不良なので、ムリせず健康第一でのぞみたいです。一緒に行く友人が双子連れなので、子ども達の楽しさや好奇心も優先していきたいですね。

あなたにとってフジロックとは

おおげさかもしれませんか人生そのものかもしれません。高校生の時に＜フジロック＞でLee ‘Scratch’ PerryやJah Shakaを見てDJを始めたし、大人になっても常に新しいジャンルや知らなかったアーティストと出会えるのは＜フジロック＞があるからこそ。＜フジロック＞が無ければ今の自分は無かっただろう、と思います。子どもが生まれたり結婚したり仕事が忙しかったりとライフステージが変わっていく親友たちとも1年に1度必ず3日間小さな民宿の部屋で寝食を共にできるのも青春が戻ってきたようでかけがえのない時間です。