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本日、日本時間2月11日(月・祝)に開催となる<第61回グラミー賞授賞式>。

アリアナ・グランデやケンドリック・ラマー、ドレイク、チャイルディッシュ・ガンビーノがパフォーマンスを拒否するなど、これまでの伝統的な路線が時代にあっていないと多くの問題点が指摘された今回。一体どのような変化が現れるのでしょうか?

なお、司会を務めるのはアリシア・キーズ(Alicia Keys)。グラミーでは15の賞を獲得しています。

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【随時更新】グラミー賞2019の受賞者は一体!?その他考察をまとめ music190211-grammy-1200x1500
@aliciakeys

第61回グラミー賞授賞式

ベック『Colors』

最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を獲得したのは、2015年に最優秀アルバム賞を獲得したベック(Beck)で『Colors』(2017)。本賞にはArctic MonkeysやBjörk、St. Vincent、David Byrneらがノミネートされていました。

さらに『Colors』は最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)(Best Engineered Album, Non-Classical)も受賞。エンジニアはエミリー・ラザール(Emily Lazar)で本賞を獲得した初の女性となります(!)。彼女は今年リリースが噂されているヴァンパイア・ウィークエンド(Vamnpire Weekend)の新作『Father of the Bride』のエンジニアリングも手掛けています。

マーベル『ブラックパンサー』

歴史的快挙を成し遂げたマーベル映画『ブラックパンサー』のサウンドトラック、コンポーザーのルドウィグ・ゴランソン(Ludwig Göransson)が映画・テレビサウンドトラック部門を受賞。

彼は2018年最重要作品、チャイルディッシュ・ガンビーノの“This is America”などもプロデュースしています。

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さらに『ブラックパンサー(Black Panther:The Album)』に収録されている“King’s Dead”(Kendrick Lamar, Jay Rock, Future & James Blake)は最優秀ラップ・パフォーマンス賞を獲得。

This is America

チャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)のMV『This is America』が最優秀短編ミュージックビデオ賞を獲得。曲のプロデュースは先ほども触れたルドウィグ・ゴランソンとチャイルディッシュ・ガンビーノ。本楽曲は最優秀ラップ/サング・コラボレーション賞、そして主要部門である最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞も受賞しています。そしてこの主要部門獲得はなんとヒップホップ/ラップ史上初の快挙。

監督はフライング・ロータス(Flying Lotus)やスプーン(Spoon)、チャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァーが主演するドラマ『Atlanta』などを手掛ける日本人映像作家のヒロ・ムライ。悪名高いKen Ehrlichとフランク・オーシャンが対立したパフォーマンスのライブ映像を作ったのもヒロ・ムライでした。

ヒロ・ムライ コメント

受賞時のコメント

この受賞をとても感謝しています。
プロダクションクルーのみんな、プロデューサー、振付師、Ibraさん、みんなに感謝しています。そして私の両親にも。
両親はこのビデオには関わっていませんが、私を産んで育ててくれたので。笑

会見インタビュー

Q.刺激的なビデオですが、どんなメッセージが込められているんですか?

ドナルドやイボラなどガンビーノのクリエイターチームとのコラボで作った。
アメリカで起こっている悲劇だけを伝えたいわけではなく、そこには喜びも含まれている。
全ての感情がビデオには含まれている。

Q.日本の人々に、日本語でメッセージをお願いします。

日本語で話すのは得意ではないので英語で答えます。
日本からもこのビデオやドラマへの感想やメッセージをたくさんもらってとても喜んでいます。
自分の作品が日本にまで届いて嬉しい。日本は私の母国ですからね。

Q.このビデオの内容は主にあなたのアイデア? ガンビーノとのコラボですか?

とってもゆるーいコラボですね。
まずは、ガンビーノの制作チーム(ドナルドやイブラ)がアイデアを作り、
私はその後に加わった感じです。
撮影のセットを考えたりするのは私の仕事。あまり作りものにせず、オーガニックなものにしたかった。

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Getty Images

女性アーティストの勢い

映画出演で話題のレディー・ガガ(Lady Gaga)は“Joanne(Where Do You Think You’re Goin’?)”で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を獲得。また、ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)とのコラボレーション“Shallow”(邦題:シャロウ〜『アリー/スター誕生』愛のうた|映画『アリー/スター誕生』主題歌)では最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞。

グラミー賞プロデューサーKen Ehrlichがあまりにも無礼だったが故に(フランク・オーシャンも同じ人物を名指しで批判)、式でのパフォーマンスを断ったアリアナ・グランデは2018年の作品『Sweetener』で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を獲得。これが初のグラミー受賞に。またアリアナは先日最新作『thank u, next』をリリースし、チャートを席巻中です。

最優秀ロック楽曲賞は、St. Vincentの“MASSEDUCTION”へ。twenty one pilotsらを抑えての受賞になります。

最優秀ラップ・アルバム賞を獲得したのは、式場での衣装も話題となったカーディ・B『Invasion Of Privacy』。受賞時に「本当に緊張してるわ。たぶんウィードを吸いはじめたほうがいいかも」とコメントしたことが印象深いです。また最優秀新人賞はデュア・リパ(Dua Lipa)が受賞。

ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)は『Golden Hour』で最優秀アルバム賞を受賞。収録曲から最優秀カントリー・ソング賞を“Space Cowboy”、最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス賞を“Butterflies”で獲得しています。

R&B

最優秀リズム・アンド・ブルース・パフォーマンス賞を獲得したのは、<FUJI ROCK FESTIVAL’19>の出演も決まったダニエル・シーザー(Daniel Ceaser)で、アリシア・キーズの再来とも歌われた歌手H.E.R.を迎えた“Best Part”。最優秀R&Bソング賞はロンドンのエラ・メイ(Ella Mai)による“Boo’d Up”が獲得。最優秀リズム・アンド・ブルース・アルバム賞はH.E.R.がセルフタイトルのアルバム『H.E.R.』で受賞しました。

また、R&B界で最強のビヨンセとジェイ・Zの夫婦が組んだ『The Carters』は最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞を受賞。ジェイ・Zはこれで獲得した賞の数が22となり、これまで並んでいたカニエ・ウェストを抜いて最もグラミー賞を獲得しているラップアーティストに。

『The Carters』の“APESHIT”やアリアナ・グランデの『Sweetener』(R.E.M)、Migos“Stir Fry”、N.E.R.D『No One Ever Really Dies』などをプロデュースしたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が最優秀プロデューサー賞(クラシック以外)を2013年ぶりに獲得。カニエやBoi-1daらがノミネートされていました。

ドレイク「God’s Plan」

「God’s Plan」で最優秀ラップ楽曲賞を獲得したドレイク(Drake)は受賞時に「もし自分の歌を歌ってくれてる人がいるなら、自分が故郷のヒーローなら、(公務員などの)職についている人が雨や雪でもショーの高いチケットを買いに来てくれるなら、これ(トロフィー)はいらない」とコメント。ここで中継は途切れるというアクシデント(……?)が起きますが、男前すぎです。

ドレイクは2017年に“Hotline Bling”で最優秀ラップ・ソング賞を受賞。今回のグラミーではケンドリックに続いて5つの部門にノミネートされています。

注目のパフォーマンス

幕開けのパフォーマンスはカミラ・カベロ(Camila Cabello)。“Havana”でヤング・サグ(Young Thug)と共演すると、続いて登場するのはJ Balvin。バイナルヒットした“Mi Gente”をRicky Martin、Arturo Sandovalと披露しました。それにしても凄まじいパーティー感……!

カミラのデビューソロアルバム『Camila』は最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞と最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞にノミネートされていたものの、それぞれアリアナ・グランデとレディー・ガガのもとへ。次回に期待です。しかし、ラテンアーティストで史上初のグラミー賞パフォーマンスのオープニングとはめでたい!!

その後はショーン・メンデス/マイリー・サイラスがパフォーマンス。

祭典のオープニングトークには、ホストを務めるアリシア・キーズのほかミシェル・オバマ(Michelle Obama)やレディー・ガガ、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ジェイダ・ピンケット=スミスが登場しました。

「擦り切れるまで聴いたモータウンから女性達のアンセムとなった“Who Run the World”はここ10年で私を勇気付けてきました。音楽はいつも私を助け、あらゆる物語を語ってくれます。音楽は救いだけでなく、私たちに大切なことを気づかせてくれます。尊厳や希望、幸せなど、音楽は私たちの全てが反映され、全ては私たちの声であり、記録でもあるのです」と語るのはミシェル・オバマ。式のオープニングにはふさわしいスピーチを披露しました。

『Golden Hour』で最優秀カントリー・アルバム賞を獲得したケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)は受賞アルバムから“Rainbow”をパフォーマンス。

さらに、<FUJI ROCK FESTIVAL’19>に出演が決定しているジャネール・モネイ(Janelle Monáe)は最新作『Dirty Computer』より“Make Me Feel”を披露。ダンサー達は『PYNK』のMVで登場したアイコニックなコスチュームを着用し、話題となりました。

ジャネールは『Dirty Computer』で最優秀作品賞、『PYNK』で最優秀短編ミュージックビデオ賞にノミネートされていますが、後者はチャイルディッシュ・ガンビーノの『This is America』が獲得しました。

ポスト・マローンは今年<Summer Sonic 2019>に出演するレッド・ホット・チリ・ペッパーズと共演。最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞にノミネートされていた『Beerbongs & Bentleys』から最優秀レコード賞と最優秀ラップ/サング・コラボレーション賞にノミネートされている“rockstar”と“Stay”、レッチリは最新作から“Dark Necessities”を披露しました。

そして、ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤーを受賞したドリー・パートン(Dolly Parton)が参加し、ケイティ・ペリー、ケイシー・マスグレイヴスとの“Here You Come Again”、マイリー・サイラスとの“Jolene”、マイリー・サイラス、マレン・モリスとの“After The Gold Rush”、リトル・ビッグ・タウンとの“Red Shoes”、最後は全アーティストたちによる“9 To 5”が、ドリー・パートン メドレーとして披露されました。(ドリー・パートンは全楽曲に参加。)

司会者を務めるアリシア・キーズによる「Songs I Wish I’d WRITTEN」メドレー(アリシアが自分で書いた曲だったらと思った楽曲のメドレーで、Roberta FlackやJuice WRLD、Kings of Leon、Lauryn Hill、Drake、Coldplay、Ella Maiをピアノ弾き語りでカバー)、そして、ダン+シェイによるパフォーマンスが行われました。

パフォーマンスでは、ダイアナ・ロス、最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)を受賞したレディー・ガガ、トラヴィス・スコット、ジェニファー・ロペスらによるモータウン60周年メドレーが行われました。

トラヴィス・スコットのステージでは“Stop Trying to Be God”“No Bystanders”が披露。“Stop Trying to Be God”ではジェイムス・ブレイクも登場。

カーディ・Bの発表が終わると、年間最優秀レコードと年間最優秀アルバムの結果を待つブランディ・カーライル、最優秀新人賞にノミネートしているクロイ・アンド・ハリーによるパフォーマンスが披露されました。

そして最優秀新人賞を受賞したデュア・リパ、そして、セイント・ヴィンセントが、パフォーマンス。最強すぎました。

GRAMMY

INFORMATION

第61回グラミー賞授賞式 WOWOW

〈WOWOW番組情報〉
「第61回グラミー賞授賞式」
2月11日(月・祝)よる10:00[WOWOWライブ] ※字幕版

リピート放送!
「第61回グラミー賞授賞式」
3月31日(日)午後3:00 [WOWOWライブ] ※字幕版

詳細はこちら

船津晃一朗

船津晃一朗

Qetic編集部

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