ROCKASEN・ISSACが待望のソロアルバム『RESUME』を〈RCslum〉からリリース｜BUSHMIND、CHAPAH、DJ HIGHSCHOOL、M.O.Pらが参加

千葉出身のヒップホップユニットROCKASENより、ISSACが待望のソロアルバム『RESUME』をATOSONE率いる名古屋のレーベル〈RCslum〉からリリースした。

トラックメイカー陣はBUSHMINDを中心に、DJ HIGHSCHOOL、OWLBEATS、MAD KRANKEを迎える。客演陣には、千葉の同士でもあるCHAPAH（GAMEBOYS）に加え、〈RCslum〉のMIKUMARIとMC KAHZZ、海外からM.O.Pを招聘し、盟友MIKRIS共にフィナーレを飾る。7曲目収録の“SOMEBODY SAID”MVが公開されているので、こちらもぜひチェックを。

ISSAC FROM ROCKASEN／SOMEBODY SAID

10曲目にブルックリンのレジェンドM.O.P.が参加しているのに驚く。が、それだけではない。ISSACのファースト・ソロ・アルバムはビートとラップが、日本語ラップ／トラップ／ブーム・バップという既存の形式にとらわれていない。ヴィンス・ステイプルズ『Big Fish Theory』がそうであるように、まずリズムとサウンドが刺激的だ。ROCKASENのメンバーであり、本作の多くのビートを制作するBUSHMINDの存在も大きいのだ ろう。サイケデリック・B・ボーイの異名を持つ BUSHMINDは近年、テクノをプレイするDJスタイルを追求している。そんな彼の鮮やかなビートをはじめ複数のビートメイカーのビートと、（言葉だから）意味もあるが、意味よりは音としてのユニークさを優先するかのようなISSACのフロウとの相互作用がスペーシーな音像を作りだす。ヒップホップの自由を感じる1枚だ。“F”