ルイ・ヴィトン、フォトグラファーの視点で街や国の魅力を捉えたフォトブック『ファッション・アイ』シリーズに新作が登場

1854年以来、旅の真髄（こころ）を讃え続けてきたルイ・ヴィトン（Louis Vuitton）のフォトブック『ファッション・アイ』シリーズに新作が登場した。

ルイ・ヴィトン『ファッション・アイ』シリーズとは

『ファッション・アイ』シリーズは、現代のクリエーションを、ほとんど知られていない歴史的な遺産と対峙させ、アプローチと美の双方の観点から決定的な意味を持たせた写真集シリーズだ。厳選された写真を大判で紹介すると共に、フォトグラファーの経歴と、彼らへのインタビューまたは批評的エッセイを収録している。

今回登場した2作品 『ブエノスアイレス by ソフィア ＆ マウロ』、 『ラスベガス by ジェフ・バートン』は、新たな地平線に向けた旅立ちに、読者を誘う作品が収められているとのこと。既刊のタイトルと同様に、ファッション・フォトグラファーの眼差しを通じ、ある国や地方、都市、訪問先の姿を浮かび上がらせることだろう。

『ファッション・アイ ブエノスアイレス』- ソフィア・サンチェス＆マウロ・モンジエロ

『ファッション・アイ ブエノスアイレス』は、アルゼンチン出身の写真家デュオ、ソフィア・サンチェス＆マウロ・モンジエロ（SofiaSanchez & Mauro Mongiello）による作品。本書のために3度にわたってブエノスアイレスに帰郷し、その街と雰囲気をさらに深く表現することを追求した。率直でありながら褪せた色調のイメージを通して、ポートレートへの高まる関心と2人の幻想的なビジョンが、今なおホルヘ・ルイス・ボルヘスの魂が息づくこの街を舞台に表現されている。

『ファッション・アイ ラスベガス』- ジェフ・バートン

『ファッション・アイ ラスベガス』は、アメリカ人写真家ジェフ・バートン（Jeff Burton）による作品。ギャンブルやカジノといったお決まりのイメージとは一線を画す写真の数々には、この上なく華やかなステージショーの魅惑から、屈強な戦士たちが集う総合格闘技のリングまで、時が止まったかのようにいくつかの瞬間が切り取られ、この街の矛盾が浮き彫りになっている。

バートンは成人映画の撮影現場でスチールカメラマンとして働いていたこともあり、肉体を温かく魅力的な表情で捉えることに長けているとのこと。何気ないスナップショットから、俊敏な光のシンフォニーを捉えた1枚まで、情熱的な雰囲気溢れる作品の中に、ラスベガスの美しさが余すところなく写し出された作品だ。
これら2作品は、今月よりルイ・ヴィトン公式サイトにて発売される。是非この機会をお見逃しなく。