2016年2月にリアル・エステート(Real Estate)を脱退していたギタリストのマット・モンデナイル(Matt Mondanile)が実は女性へのセクハラ疑惑で首になっていたことが『Pitchfork』などの報道で先日明らかになった。

この報道による影響は日本へも波及し、マット・モンデナイルのプロジェクト、ダックテイルズ(Ducktails)が10月にリリース最新作『Jersey Devil』日本盤が廃盤に、予定されていた来日公演も中止となった。

元リアル・エステートのマット・モンデナイル(ダックテイルズ)セクハラ疑惑、続報。 music171023_mattmondanile_1-700x700

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さらに、『SPIN』に実際に寝ている間に体を触られたなどの被害の証言を公開され、20日には『Pitchfork』でマット・モンデナイルが代理人を通じて声明文を発表している。

声明文の冒頭ではマット・モンデナイルから「自身の不適切な行動に関して際限なく謝罪する。」「自分の行動に言い訳はしない」など謝罪の言葉が語られている。

声明文の最後には、リアル・エステートの『脱退の条件』について言及。マット・モンデナイルが2016年2月バンドを去る時に否定的な、他人を傷つけるような声明は出さないとの書面にサインさせられていると明かした。

リアル・エステートのバンドメンバーは“被害者を守ろうとした”わけでなく、自らの身を守っただけだと批判した。

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