毎週第1、第3火曜日にはBlock FMでラジオ出演、<Outlook Festival Japan Launch Party>、<りんご音楽祭>、<朝霧JAM>、そして<ULTRA JAPAN>出演など、国内だけでなくヨーロッパのダンスホール・レゲエ・シーンをリードする「Future Ragga Sound」ことPart2Style(以下、P2S)! P2SのMaLとNisi-Pが国内ライブの合間を縫って、9月上旬にヨーロッパツアーを敢行した。筆者はツアーにカメラマンとして同行したので、Qeticの読者に向けてその様子を写真と共にレポートします!

9月4日 P2Sがスマホゲームのキャラクターに? リリース記念コンサート in セルビア!

今回のツアーの一発目のGIGは、旧ユーゴスラビアの真ん中に位置するセルビア共和国の第二の都市ノヴィサド。旧ユーゴスラビアから独立した新しい国であることもあって、読者の皆さんにはあまり馴染みがないかもしれないが、セルビアはかなりの親日国である。P2Sは今回、セルビアに初めて降り立つ。セルビアの平均月収は4万円前後と、物価が安い国にも関わらず、 東日本大震災の1か月後にはヨーロッパで一番多くの義援金を日本に送ったそうだ。MaLがその訳を聞いたところ「10数年前のコソボ紛争後の復興を日本が支援してくれたからだよ」との答え。MaLはその義理人情にホロリと来たそうだ。「そんなことも知らずにセルビアに来て、こういう機会を与えられただけで、音楽やっててよかったって思える。」と、セルビアのライブを終えた後、大げさではなく本気で語っていた。

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オーガナイザーのマッドレッド(MADRED)というクルーが数年前の<Outlook Festival>でP2Sのプレイを見たことが、セルビアでのブッキングのきっかけになったそうだ。いつかP2Sをセルビアに呼ぼうと企画していたMADREDクルー達は、音楽活動と平行してゲームアプリ『WHA GWAAN』の企画制作も手がけている。P2Sの招待に先駆けて、そのゲームのキャラクターにP2Sを起用をしており、今回<”WHA GWAAN THE VIDEO GAME” CONCERT PROMOTION>題したリリース記念イベントを、P2Sを日本から招待しノヴィサドのGerila Barで行うに至った。

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Gerila Barはノヴィサドの中心街にあるクラブ。早い時間から噂を聞きつけた人たちが集まり、終始ラキア(Rakija:アルコール度数約40%の果実の蒸留酒)が飛び交う、モノ凄いテンションのイベントだった。MADREDクルーがLIVEでガッツリ盛り上げた後、P2Sがプレイ。P2Sが自身のレーベルからリリースしている曲を覚えている人もオーディエンスの中にたくさんおり、初めての場所にも関わらず大盛況。しかしバイブスも最高潮のところで、警察が来てイベントは強制終了。MaLは「また行きたいと心から思えるパーティだった。」とのこと。余談ではあるが、そのグッドバイブスを証明するエピソードとして、P2Sの2人はお客さんの一人から、お客さんの名前がカタカナで書かれた十字架を貰っていた。いかにセルビアの人たちが、P2Sをどんな気持ちで迎え入れたかが分かるだろう。そんなセルビアのグッドバイブスを胸にP2Sは、次の目的地クロアチアへと向かった。

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PART2STYLE SOUND ティーザー映像

※Part2Styleがキャラクターとして出演するiOS, Androidゲーム『WHA GWAAN』は以下のリンクからダウンロードできます!

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