そして、今回のトリを務めたのがすでに<rural>のレギュラーゲストとしても知られるClaudio PRCだ。自身のレーベルである〈prologue〉といえば、ちょっとひんやりとした感じさえするエクスペリメンタルなミニマルが代表的だが、Claudioは野外での抜群の安定感とオーディエンスを包み込む何とも言えないHappyな空間を作り上げ、昼間の気温同様に会場内は最高潮にヒートアップしていった。

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セカンドステージはオーガナイザーチームを含む、約30組のアーティストがプレイした川沿いに設置され、とても幻想的で別世界な空間が広がっていた。川向こうにはライブペイントやLEDを使用したデコレーションアート、木々を照らすライティングが絶妙にマッチングし、チルスペースとしても最適だった。セカンドステージから川沿いに続くテントサイトは終わりが見えないほどテントが並び、まさに1つの“rural(村)”がそこには存在していた。

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今年の成功を祝うと共に、来年への期待は膨らむばかりだが、身近な存在のまま、アンダーグラウンドポリシーを変わらず貫いていって欲しい。

text by Kana Miyazawa
Photo by Jiro ken/Ryosuke Asanuma/Arisa Ito