これでケヴィンのアタマの中が丸わかり!? テーム・インパラをめぐるファミリー・ツリー
解説① テーム・インパラ=ケヴィン・パーカーの音楽的ルーツ
①は、実際にケヴィン・パーカー本人がインタビューで影響を公言したものや、レビューなどで言及されている名前を含め、テーム・インパラの「ルーツ」と呼べるアーティスト/バンドを集めたもの。
ビートルズ、ピンクフロイド、アニマル・コレクティヴなどは思わず納得といった感じだが、ブリちゃん、バックストリート・ボーイズ、カイリー・ミノーグ、そしてMJあたりは少々意外に思うファンもいるかもしれない。しかし、メインストリーム・ポップやR&Bへの愛を何の衒いもなく明かし、自分たちの血肉としてしまうところがインパラの強みであり、最大の魅力である(マーク・ロンソンとのコラボはまさに相思相愛!)。その音楽ラヴァーっぷりがもっともダイレクトに反映されたのが、新作『カレンツ』なのだ。
▼Mark Ronson – “Daffodils” (Audio) ft. Kevin Parker
ちなみに、アウトキャストの“Hey Ya!”から楽曲のヒントを得たこともあるというケヴィン、こんなナイス・カヴァーも残している。
▶Tame Impala – “Prototype”(Outkast cover)
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