Interview:THE NOVEMBERS
——まずは独立のきっかけから聞かせてください。
小林祐介(以下、小林) 独立しようって話が正式に出始めたのは、『zeitgeist』を作り終わった頃で。このアルバムをどういうふうに世の中に出していこうかとか、今後THE NOVEMBERSはどういうふうに世の中と関わっていこうか? って話を〈UKプロジェクト〉のスタッフと話していく中で、沢山の人に届けたいという目的は一緒だったんですけど、どういうものとして届けるかっていうイメージが一緒ではなかったんですね。長く一緒にやってるというのもあり、お互い出尽くしてしまった感じがあって、前向きな意味で一旦離れて、自分たちのやり方ですべてやってみたらいいんじゃないの? っていう話になったんです。
——それは今作のタイミングだからという部分は大きいんですか?
小林 そうですね。このアルバム自体、今の社会や自分たちをとりまく環境に自分たちがどう関わっていくのか? というところをテーマに作り始めた作品なので、届け方も含めて自分たちでゼロから創りあげたかったというのはあります。
——基本的にメンバーとスタッフの(舐太)でやってるんですか?
小林 基本、5人だね? そこにカメラマンだったり、映像チームやWEBチーム、エンジニアが加わる。その人たちはもともと僕らの周りにいた人たちなので、制作の面では今までと変わらないんです。
——メンバーそれぞれの役割分担はあるんですか?
ケンゴマツモト(以下、ケンゴ) 僕はWEBとかアイテムのデザインを考えたり、それの発注ですね。
小林 面白いぐらい自分たちでやってるよね。
高松浩史(以下、高松) 僕は経営のことと、物販まわり。まだわからないことだらけですけど、やりながらがんばろうと。
吉木諒祐(以下、吉木) 僕はライブ制作と窓口的なことをやってます。僕が入口になって、連絡を受けておのおのの管轄に振り返したり、小林くんのほうが話が早いことは小林くんに渡したり。
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——小林さんの担当は?
小林 僕は曲を作ったりなんだかんだって話なんですけど……。
一同 (笑)。
小林 正直いろんなことが忙しすぎて、僕だけあとから参加するみたいな感じ。しかも価値基準みたいな意味でジャッジしたりっていう、言ってみればものすごくラクな場所にいる感じではあるんですけど…。