Appleが直面している第二世代バタフライキーボードの問題は2012年から始まったものだと『iFixit』のカイル・ワインスが指摘しています。
『iFixit』のカイル・ワインス「バッテリーがキーボードに接着されている。」
『iFixit』はApple製品の発売直後に製品を分解し内部構造を毎回分析。
もちろんMacBook Proの分解も行なってきているので、カイル・ワインスは構造や仕様の変化を正確に把握しているでしょう。
そんなカイル・ワインスが『iFixit』のブログで第二世代バタフライキーボードが導入されたのは2016年に発売されたLate 2016 MacBook Proからですが、問題は2012年から始まったものだと指摘しています。
MacBook Pro Retinaディスプレイモデルはバッテリーとキーボードが接着されており、キーボードを交換する場合バッテリーを含むアッパーケースを全て交換する必要があるんです。
さらにバタフライキーボードは繊細でプロがキートップを取り外した場合でも破損させてします可能性があるそうです。
Apple’s MacBook Pro Keyboard Replacement Won’t Fix Your Laptop
この修理の難易度の高さが第二世代バタフライキーボードの問題をより複雑にしているのかもしれませんね。
MacBook、MacBook Proキーボード修理プログラム
Appleが先日発表した修理プログラムで「特定のMacBookおよびMacBook Proモデルのごく一部のキーボード」に問題が発生していることを認めています。
症状としては、下記の3つが挙げられており、複数の症状が同時に現れることもあると発表。
・文字が勝手に反復入力される
・文字が表示されない
・押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
引用元:MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム
この修理プログラムが適応されるのは「最初の小売販売日から4年間」で、すでに有償でキーボードの交換を行なっている場合は返金を受けることができるようです。
2018年9月に発表されると予想されるMacBook、MacBook Proの最新モデルではキーボード問題が解決されるのでしょうか?
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