パイク・ジョーンズ監督4年ぶりの長編最新作、映画『her/世界でひとつの彼女』が6月28日(土)に全国公開します。本作、長編では初のスパイク・ジョーンズ単独脚本作品となっており、出演にホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、そして主人公を魅了しときに翻弄する人工知能型OSシステム“サマンサ”にスカーレット・ヨハンソン。誰も感じたことのない愛おしさ、切なさがぎゅっと詰まったラブストーリーです。

13日(日本時間)には、アカデミー賞前哨戦となる<第71回ゴールデン・グローブ賞>の受賞結果が発表され、本作が脚本賞を受賞しました。なお、本作はミュージカル・コメディ部門作品賞、脚本賞(スパイク・ジョーンズ)、ミュージカル・コメディ部門主演男優賞(ホアキン・フェニックス)の3部門にノミネートされていました。アカデミー賞受賞の期待も益々高まるこの作品、ぜひご注目を!

STORY

近未来のロサンゼルス。セオドア(ホアキン・フェニックス)は、他人の代わりに想いを伝える手紙を書く“代筆ライター”。長年一緒に暮らした妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ傷心の彼はある日、人工知能型OSの“サマンサ”(スカーレット・ヨハンソン)に出会う。出会うといっても実体をもたない彼女は、コンピューターや携帯画面の奥から発せられる“声”でしかない。けれど“彼女”は、驚くほど個性的で、繊細で、セクシーで、クレバー。次第にセオドアは“彼女”と一緒に過ごす時間を誰といるより幸せに感じるようになり、”彼女“に魅了されていく―

★<第71回ゴールデン・グローブ賞>脚本賞受賞を受けて、
壇上でのスパイク・ジョーンズ(脚本・監督)がスピーチした内容はコチラ!

私はスピーチが苦手で・・・英語を話すのが苦手なんですが英語しか話せないのでみなさん耐えてください。プロデューサーのミーガン・エリソンに感謝します。素晴らしいノミニーの脚本家のみなさんが揃っていますが、特にデヴィッド・O・ラッセルさんは友人でここはカットした方が良い、などいろいろな助言をくれました。ナタリー・ファレーさんは、そこにいる白いドレスの方ですが、製作総指揮としてこのプロジェクトを3年前から、最初からサポートしてくれました。ワーナー・ブラザーズにも感謝しています。(終了の合図があり)ちょっと待って、まだ始まったばかりなのに!(会場笑)エージェントのブライアン、今みたいに不安になったときにいつも賢い助言をくれてありがとう。キャストとクルーの皆さんに感謝します。特にエイミー(・アダムス)、ここにはいないけどスカーレット(・ヨハンソン)とホアキン(・フェニックス)がこのラブストーリーを成功に導いてくれました。ありがとう。

『her/世界でひとつの彼女』

6月28日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督&脚本:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン
Photo courtesy of Warner Bros. Pictures
配給・宣伝:アスミック・エース