然ですが、昔から欲しいと思っていてまた最近購入欲が高まっているものがあります。それはタイガーマスク(のマスク)。ご存知ない方もいらっしゃると思いますが、現在活躍中のタイガーマスクは4代目。伝説の始まりとなった初代タイガーマスクは佐山聡。その後、その名は2代目(三沢光晴)・3代目(金本浩二)と受け継がれ、現役の4代目タイガーマスクへと至ります(一時期ミノワマンが5代目になっていましたが)。その中でも僕が一番好きでマスクが欲しいと思っているのは初代タイガーマスク。まずは、その伝説たる所以を一目ご覧いただきたいと思います。

タイガーマスク

もう、これ見たら説明は要らないですね。何度見ても本当に美しい、とにかくかっこいい。1981年に原作アニメと新日本プロレスとのタイアップで登場したタイガーマスクですが、当時猪木が掲げていた「ストロングスタイル」のプロレスとはかけ離れた「アニメコラボ」というコンセプトに、最初はファンも戸惑ったかもしれません。しかし、こんなにも華麗で強いレスラーが今までのプロレス界で他にいるでしょうか。いや、やはり初代タイガーマスクはダントツだと僕は思います。驚異の身体能力と戦いのセンスで人気絶頂となり社会現象にまでなったタイガーマスクは、あのドリフのコントでもとりあげられた程でした。

ドリフターズ83 タイガーマスク

全盛期のまま1983年にマスクを脱いで新日本プロレスを脱退した初代タイガーマスクですが、1997年東京ドーム大会で新日本プロレスのマットに「タイガーキング」として久々の登場をはたしました。対戦相手は、なんとアントニオ猪木。ヘビーとジュニア、それぞれで一世を風靡した2人が再開する、夢の師弟対決がこの時実現しました。全盛期から10年以上経った2人ですが、戦いのセンスはまだまだ健在の名勝負。

タイガーマスクvsアントニオ猪木

今回のコラムを見て、タイガーマスクを欲しがる人が少しでも増え、その伝説が少しでも広く語り継がれていってくれればとても嬉しく思います。それでは最後に、初代~4代目のタイガーマスク達が集結した嬉しくて気絶しそうなタッグマッチをご覧頂きたいと思います。残念ながら2代目の三沢光晴はスケジュールの都合で参加できず金丸義信が2代目代理として参加しているのと、試合内容もイマイチなんですが、それでもこのメンバーが揃えばテンションが上がりますね。全員がタイガーマスクなので試合中の「いいぞタイガー!」「タイガー頑張れー!」という声援が誰に向けてなのか全く分からないのも面白かったです。初代&4代目組にひいき全開なレフリーはタイガーマスク仕様のグレートサスケ。

初代・4代目タイガーマスク VS 2代目・3代目タイガーマスク

今回はとても華のあるレスラーでボンバイエしましたので、次回こそはド演歌ファイター越中詩郎でプロレス風情を再度感じて頂ければと思っています。次回もお楽しみに、それでは。

※上記画像は動画をスクリーンキャプチャしたものになります。