統合プラットフォーム

「統合プラットフォーム」という言葉を知っているだろうか? ゲームとゲーム機器の多様化がめまぐるしい今、出掛けている時も家にいる時も、簡単にゲームを楽しめる便利さが見直されている。オンライン情報サイトMashableによると、自分の携帯電話やパソコンのゲームデータをそのまま残して、他の機器でも続きをプレーできる「統合プラットフォーム」が今後の主流になるそう。外出中は持ち運びが便利な小型の機械でゲームをプレーする。だが、家の中でもわざわざ小さい画面を覗き込む必要はない。「統合プラットフォーム」があれば家にあるパソコンなどの大きな画面で迫力あるプレーを、振り出しに戻ることなく楽しめるだろう。

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ユーザー間の交流に大きく貢献

さらにVenturebeatでは、ゲームのソーシャルメディア化が進み、プラットフォームを統合することで機器の選択肢が広がり様々な形態で情報の共有が可能になると分析している。この分析について分かりやすい例はViberだろう。タブレットを含む使用可能機器の幅を広げることでユーザー間の交流が構築されやすくなる。The Next Webニュースの2014年8月の記事によると、パソコンと携帯機器を合わせたアクティブユーザー数は当時の時点で4億8000万人を超えている。

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機器を切り替えられる柔軟性

ゲーム中に機器を切り替えたいというプレイヤーのニーズは、ポーカートーナメントなどのプレー時間が長めのゲームに多くみられる。世界規模でオンラインポーカーゲームを展開しているPokerstarsでは、パソコンと携帯でポーカーをプレーできる。プレイヤーはゲームのセッション中に携帯機器とデスクトップ機器の間でプレー画面を切り替えて、席を失うことなく同じトーナメントを続けられる。

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日本のソーシャルゲームの傾向

では、日本のソーシャルゲームの傾向はどうだろうか。アプリ・ゲットの2015年7月現在のソーシャルアプリのランキングでは、上位10件にあがっているアプリはどれもパソコンに対応していない。逆に、パソコンのゲームランキングを掲載しているOnline Gamerでは、2015年7月の時点で全てパソコンのみの対応となっている。その背景には、グラフィックの綺麗さが特徴的なパソコンのゲームは、データ容量が多くパソコンの特徴を最大限に生かした構成であり、逆にスマートフォンなどの小型携帯機器はスワイプやフリップなど、指先の操作を生かしたゲーム構成が流行っている。

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あなたなら、パソコンと携帯機器の両方で楽しめるゲーム、どちらかに特化したゲーム、どれを選ぶだろうか。

edit by Qetic・Ayako Nakanome