この度、俳優として活躍する向井理が、自ら企画し映像化を熱望した映画『いつまた、君と ~何日(ホーリー)君(ジュン)再来(ザイライ)~』が6月24日(土)より全国公開することが決定した。

本作品の原作は、向井理の祖母・芦村朋子の半生記を綴った『何日君再来』。向井理が大学生のときに、祖母の手記をパソコンで打ち直し、家族や親戚と共に自費出版をして、卒寿(90歳)をむかえた祖母へお祝いとしてプレゼントしたものだ。そして、この原作をもとに、向井理自身が7年前から映画化を熱望し、企画にも携わった意欲作となっている。

衣食住もままならない戦後の混乱期、夫・吾郎(向井理の祖父)と妻・朋子が、時代の波に翻弄されながらも、日本人としての誇りを失わずに懸命に生きる、50年におよぶ愛の物語。現代の朋子が書き綴った手記を、孫の理が1冊の本にまとめていく過程で、過去を振り返っていく回想形式によって語られていく。

‪‪向井理‬、尾野真千子と夫婦役共演‬‬『いつまた、君と ~何日君再来~』公開決定 cadca19f7b03ea6feace6991c5e866b2-700x467

主演の芦村朋子役には、NHK連続テレビ小説『カーネーション』でのヒロイン役で一躍注目を集め、現在も映画やドラマで数々の賞を受賞している実力派女優・尾野真千子。どんな困難な状況でも常に明るく夫を支える妻を、強さと儚さを絶妙に醸し出しながら演じていく。そして、度重なる不運に見舞われながらも、妻・朋子や子供たちの大黒柱であり続けた夫・吾郎役を、向井理が演じる。まっすぐに生きていくことが難しい時代でも、決して信念を曲げない夫を、多彩な表情を見せながら魅力的に演じている。現場でも大の仲良しだった二人が、初の夫婦役として共演を果たした。

メガホンを取ったのは、今最も期待される監督のひとりで、大ヒットを記録した『神様のカルテ』などで知られる深川栄洋監督。そして脚本には、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』や大河ドラマ『八重の桜』などで知られる山本むつみが担当。向井理が出演した『ゲゲゲの女房』での出会いから生まれた本作は、混沌とした時代を描きながらも、小さな幸せを見つけて明るく生きる夫婦の感情が丁寧に描かれている。

何もかも恵まれている時代を生きる現代の人たちへ、《ただ、「大切なひと」さえいれば、そこに幸せはある》《人生でどんなにつらいことがあっても、“笑顔”の力で生きていける≫というメッセージを優しく伝えてくれる作品に仕上がっている。

いつまた、君と ~何日君再来~

6月24日(土)より、TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー

出演:尾野真千子、向井理 
原作:『何日君再来』芦村朋子 
監督:深川栄洋「神様のカルテ」「60歳のラブレター」 
脚本:山本むつみ「ゲゲゲの女房」「八重の桜」
製作:「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会
配給:ショウゲート
(C)2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会

STORY:
どんなに貧しくても、父ちゃんが私の誇りだったー。芦村朋子は、不慣れな手つきでパソコンにむかい、亡くなった夫・吾郎との思い出を手記として記録していた。しかし、朋子は突然倒れてしまう。そんな朋子の代わりに、孫の理が手記をまとめていくことに。そこに綴られていたのは今まで知る事の無かった、戦中・戦後の困難な時代を生きてきた祖父・吾郎と祖母・朋子の波乱の歴史と、深い絆で結ばれた50年におよぶ夫婦と家族の愛の物語だったー。