エイベックス・エンタテインメント(以下AEI)と近畿大学が共同で、空間演出プロジェクト「音声AR講座」を6月10日(月)よりスタートする。
「音声AR」とは、”位置情報”と音楽をはじめとする”音声情報”を組み合わせた音声による拡張現実(AR)によって、日常の新しい楽しみ方、新しい体験を演出するソリューションだ。
講師はAEIのクリエイティヴディレクターが務め、様々な分野への応用が進んでいる拡張現実(AR)や仮想現実(VR)について教授するとともに、アイデアソンを実施し、優秀なアイデアに対しては実装化が検討される。
アカデミックシアターACTプロジェクト
近畿大学では、起業家やクリエイターの養成を目的に、革新的な取り組みを行う企業等と連携したアカデミックシアターACTプロジェクトを展開している。その一環として開催する本講座は、トレンドカテゴリーについての知見を深め、クリエイティヴな発想を養い、成果を世の中に発信していくプログラムとなっており、学生が実際に音声AR模擬体験ソフトを開発する。講師はAEIのクリエイティヴディレクターが務め、6月3日(月)には、講座に先駆けて音声AR「恐怖体験」の体験会をアカデミックシアターで行い、多くの学生が参加した。
取り組みの背景
AEIは、音楽制作やライブ演出で培ってきたクリエイティヴに関する様々なノウハウを、音楽以外の様々な領域に活用することで、世の中に新しい体験や価値観を生み出している。また、エンタテインメントによる地方創生や社会課題の解決をテーマに、イベントの企画やコンテンツ(IP)開発を、企業・自治体・地域の学生と共同で取り組み、広く社会に発信していくことで、地域の新しい価値を民主的に生み出していく新しい地方創生のアプローチ(共創:Co-Creation)を展開している。
今回、様々な産学連携プロジェクトを推進している近畿大学とタッグを組み、AEIが持つクリエイティヴに関するノウハウや、新しいエンタテインメントの事業を活用して課題解決に取り組む講座が企画された。
AEIは「SARF(Sound Augmented Reality Factoryの略)」と呼ばれる事業で、音楽の新しい楽しみ方、新しい体験を、拡張現実(AR)の仕組みを用いて演出する取り組みを実践している。
この経験と近畿大学に通う学生たちのフレッシュなアイデアが組み合わされば、今後、「音声AR」の音だけの情報や演出で誰もが体験したことのない新たな表現が誕生するはずだ。
EVENT INFORMATION
音声AR講座
2019年6月10日(月)・17 日(月)・24日(月)・7月1日(月)
各日 18:30〜20:30
近畿大学アカデミックシアター 3号館301教室
対象:近畿大学学生 27人
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