コンサート、演劇、スポーツ、イベント等のチケット販売サービス「イープラス」を運営する株式会社イープラスが、新型コロナウイルスによる肺炎に関連する事態を受け、2020年2月1日より2020年3月31日までに中止が決定したイベントについて、通常興行主催者が負担するチケット払戻しに伴う費用全額を、イープラスが負担することを決定した。
イープラスが新型コロナウイルスに伴う興行中止を鑑み、興行主催者への援助を発表
この決定は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりイベント等の中止・延期が増加している中、興行主催者が安全対策、振替日程の調整、中止や延期の対応に追われるとともに、大きな経済的損失を受けることが予想されていることから、アーティスト、チーム、劇団、イベント団体等をサポートする名目で発表された。これに伴いイープラスは、中止払戻手数料の全額負担による当期経営数値への影響を数億円と見込んでいる、とも公表している。
「イープラス」、及び株式会社イープラスがチケット販売システムを提供する提携団体でチケット販売が行われ、2020年2月1日より2020年3月31日までに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により開催中止が決定となった興行が(開催時期を問わず)対象となる。
株式会社イープラス 代表取締役社長 倉見尚也コメント
当社は、月間数千公演のライブ・エンタテインメントのチケットを扱っております。現在、全国各地に渡る様々なジャンルの公演が、次々と中止・延期となっていくことを目の当たりにしております。それぞれの公演主催者の方は、苦渋な判断とその対応に追われていることと思います。当社も同様、その対応に追われておりますが、早期の事態の収束を祈るとともに、各種ライブ・エンタテインメントが早くお客様に届けられるよう当社も微力ながらも協力していくことが、この業界に携わる者として必要だと考え、このような対応の決断をいたしました。