EMPOWER Projectが主催する映像展<“Defence/Difference” Komaba Film Festival 2020A/W>が、渋谷ヒカリエ8階の「8/ATELIER」にて開催中だ。会期は10月19日(月)までとなっている。
渋谷ヒカリエ「8/ATELIER」にて<Komaba Film Festival 2020A/W>が開催中!
本展示は「違い」をテーマに、国内外で活躍する新進気鋭のアーティストの作品を映像で紹介するというもの。作品の制作過程を辿る映像等の上映のほか、アーティストによるトークショーや、作品と関連する絵画等の展示も行われる。参加しているのは、松本和巳、Normal Screen、作永裕範×桐山マキ、砂川幸子×作永裕範、Tetsu Wakabayashi、ASAKURA KOUHEI、伊波塔武の7組だ。
さらに10月9日(金)までは、松本和巳が監督を務めたドキュメンタリー映画『a hope of Nagasaki 優しい人たち』の特別試写会も行われている。本作は、長崎の被爆者の未公開証言が映像化されたもの。主題歌には、海宝直人の歌と森亮平の演奏による楽曲“坂道”が起用されている。試写会は事前申し込み制にて実施され、入場は各回共に10名限定となっている。こちらも是非チェックを。
<“Defence/Difference” Komaba Film Festival 2020A/W>ステートメント
「ダイバーシティ」=人種・セクシュアリティ・障害・高齢者課題とイメージされることがあります。しかし、描くことが得意な人もいれば、泳ぐことが得意な人もいるように、元々私たちは全員「違う」存在。そして、セクシュアリティも障害も、一人の中の沢山の違いの一つであり、そもそも一つのカテゴリーで人を定義することはできません。心や感情やその表現も、常に移ろい、いつも「違う」もの。そんな「違い」は、しばしば脅威として認識されがちでしたが、AIやロボット技術が大量生産や効率を担う時代では、人間の最も根源的な存在意義の一つとなるはずです。
75年前、人類は国連に集まり、「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりで」を築くことを誓いました。そして、「違い」に対する無知が人々の間の疑惑・不信・偏見・不平等を起こし、ついには戦争を生んでしまったのであるから、相互の風習や生活の「違い」を知ることこそが、平和な未来とウェルビーイングへの鍵であると合意したのです。実際に、いつの時代も、感動やイノベーションや共感の原泉には「違い」が佇み、一方、人が選択を誤ると破壊が生じました。
<Komaba Film Festival 2020A/W>は、国連創設75年を記念し、「Defence/Difference」をテーマに、様々な災害、格差、対立、そして、新型コロナウイルス感染症の中、ダイバーシティを新視点で描く映像クリエイターの作品を上映します。作品と共にクリエイターの思いや製作の様子も紹介しながら、未来に向けて、「違いの価値」と「一人ひとりに出来ること」を考えます。
EVENT INFORMATION
“Defence/Difference” Komaba Film Festival 2020A/W
2020年10月2日(金)〜19日(月)
11:00〜20:00
渋谷ヒカリエ 8/ATELIER
入場無料
参加アーティスト:
松本和巳
Normal Screen
作永裕範×桐山マキ
砂川幸子×作永裕範
Tetsu Wakabayashi
ASAKURA KOUHEI
伊波塔武
主催:EMPOWER Project
共催:Normal Screen
後援:国連訓練調査研究所(UNITAR)-東京大学KOMEX多様性・障害・包摂フォーラム・UNiTe
協力:Simple Life Association & mkdsgn
協賛:ウシオライティング株式会社
『a hope of Nagasaki 優しい人たち』特別試写会
2020年10月5日(月)〜10月9日(金)
13:30〜14:40
18:30〜19:40
渋谷ヒカリエ 8/ATELIER