圧倒的な歌唱力と強烈な存在感で唯一無二の個性を放つネイ・パーム(Nai Palm/g,vo)を中心に、ポール・ベンダー(Paul Bender/b)、サイモン・マーヴィン(Simon Marvin/key)、そしてペリン・モス(Perrin Moss/ds)の4人から成るハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)。国内外から高評価を受け、ローリングストーンやピッチフォークで2021年の“ベスト・アルバム”と評された最新作『Mood Valiant』に続く新曲“Canopic Jar”を公開し、同曲を収録した12インチが10月29日(金)に発売されることも決定した。
Hiatus Kaiyote新曲“Canopic Jar”が公開!
長年ハロウィンの音楽を愛聴しているというネイ・パーム。彼女から本楽曲に関するコメントも到着している。また、ハイエイタス・カイヨーテは10月31日(日)に<Very Hiatus Halloween>というバンド主催のフェスティバルをオーストラリアで開催する予定となっている。彼らがハロウィンと向き合った新曲にぜひ注目してほしい。
“Canopic Jar=カノプスの壺”は、エジプトの古代遺物で、死後の世界のためにミイラ化して遺体を保存する際に、臓器をカノプスの壺に入れていた。私はこれを、今生で何かを保存して別の時代にアクセスできるようにするという、メタファーとして使った。つまり、今生では状況が許さないから、時代を超えて再び現れるということ。
そして、私はハロウィンのプレイリストに夢中で、マイケル・ジャクソンの「Thriller」、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの「Feast of the Mau Mau」、そして自分たちの「Swamp Thing」の流れでプレイリストを作っていた。この曲の制作にあたっては、不気味なテーマ性を追求したいと考えていた。この曲には、ニューヨーク州北部のオオカミ保護区を訪れて録音した本物のオオカミの声が登場する。ベンダーは空の水槽で録音した悲痛なチェロのサウンドを加えて、サイモンはオペラ座の怪人のようなオルガンスタイル、そしてペリンのドラムは狼男とゴリラのハイブリッドが街並みを破壊しているような音になった。私たちは基本的に、曲を作るたびに小さな音の映画を作りたいと思ってる。
皮肉なことに、この曲で登場する人は今では私のパートナーで、彼はEddy Knife Handsというペンネームで曲の最後にヴィンセント・プライスの悪役の笑い声を加えていて、それが魔法のように音をうまく包み込んでいるの、ハハハ!
– ネイ・パーム
RELEASE INFORMATION
Canopic Jar
2021年10月29日(金)
Hiatus Kaiyote
label:Brainfeeder
Tracklist:
Side A
1. Journey To The Crystal Tomb
2. Canopic Jar
Side B
1. Canopic Jar(Instrumental)
2. Canopic Jar(Acapella)
Mood Valiant
2021年6月25日(金)
Hiatus Kaiyote
label:Brainfeeder
Tracklist:
01. Flight Of The Tiger Lily
02. Sip Into Something Soft
03. Chivalry Is Not Dead
04. And We Go Gentle
05. Get Sun(feat. Arthur Verocai)
06. All The Words We Don’t Say
07. Hush Rattle
08. Rose Water
09. Red Room
10. Sparkle Tape Break Up
11. Stone Or Lavender
12. Blood And Marrow
+ 13. Stone And Lavender(Duet Version)[Bonus Track]