仙台出身のラッパー・Plain Jayが新たなミックステープ『Only One Jay』を本日11月29日(金)にリリースした。
悲しみや苦しみの先に完成させた入魂の一枚
情景や心境を映像的に描写するリリックをフロウや発声を柔軟に変えて聴かせるラッパー、Plain Jay。福島のプロデューサーのKaworuMFや実弟でラッパーのHuncho Foxらとコレクティヴ「S4L」を組み、現行のアメリカのトラップとの同時代性を感じさせる音楽性で活動している。これまでにEPやS4L所属ラッパーの¥OUNG ARM¥とのタッグ作のほか、『Too Hard: The Collection』と『Too Cold: The Collection』の二枚のミックステープをリリース。今年に入ってからは「Only One Jay」や「Change」、MVが公開されていた「Corvette」などシングルを精力的にリリース。さらにはJNKMNをフィーチャーした「Change Pt. 2」、「I Remember」の二曲をシングルリリースしている。
『Only One Jay』は、「流行や周囲からの評価などを一切気にせず自分自身を強く持ち、オンリーワンであり続ける」という覚悟を表現した作品。制作期間中には気持ちの浮き沈みの激しい時期や制作が難航する時期もあったというが、「これまでの悲しみ・苦しみから抜け出してやる」という気持ちを強く持って完成させた入魂の一枚となっている。プロデュースにはKaworuMFのほか、WooRock、Kiko、Novaが参加。フロリダやアトランタなどのストリート・ラップと同じ方向を向いたトラップビートで、パワフルな発声やオフビートフロウなども織り交ぜたPlain Jayの多彩なラップの魅力を引き出している。ミックスはKaworuMF、マスタリングは安部仁隆(Switch)が担当。アートワークはワイズグラフィックスが手掛けた。
制作期間中には気持ちの浮き沈みが激しい時期や、思うように制作できない時期もありました。それでも自分自身と向き合い続けることによって、これまでずっと探していた成功、幸せとは何かわかったんです。答えは自分の中にありました。
やるべきことが自分の中に見つかり、これまでその夢に向かって突き進んできました。これは本当に幸せなことで、それに気づけた時に心からの感謝が溢れました。ラップを始めた時は自分の夢や成功のために無我夢中だったはずが、いつしか誰かの為になりたいと本心で言える様になっていたんです。
まだ成功を収めた訳ではないので、何か直接的なサポートは出来ないかもしれませんが、夢や目標に挑戦する人や、やりたいことをやる勇気が出ない人など、前に進みたい人の背中を後押しするようなアーティストになれたら嬉しいです。
Plain Jay