年は戦場カメラマン、ロバート・キャパの生誕100年の年。そんな彼の姿を描いた映画『メキシカン・スーツケース <ロバート・キャパ>とスペイン内戦の真実』が今夏8月24日(土)より公開される。

スペイン内戦時、戦場となったスペイン各地で写真を撮り続けたロバート・キャパ、ゲルダ・タロー、デヴィッド・シーモア。彼らが撮影した4,500枚にもわたる写真のネガが、かつて戦火を逃れてメキシコに渡った市民の家で見つかった。70年の時を超えて発見されたそれらの写真には、生々しく激しい戦闘の様子と共に、内戦に翻弄されながらも必死で生きようとした市民の姿が克明に記録されていた―。

本作品は、奇跡のように発見された数多くの貴重な写真と、かつてスペイン難民としてメキシコに渡った数少ない生存者たちの証言を通じ、スペインでは歴史上のタブーとして扱われ、封印されてきたスペイン内戦の真実を明らかにしていく。そして、世界一有名な戦場カメラマン、ロバート・キャパの知られざる姿をも浮き彫りにしていく。彼の生きざまと歴史的事実を目に焼き付けよう。

映画「メキシカン・スーツケース<ロバート・キャパ>とスペイン内戦の真実」

2013年8月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

原題:THE MEXICAN SUITCASE 2011年/86分/16:9/Color・B&W
スペイン・メキシコ合作
監督:トリーシャ・ジフ
撮影:クラウディオ・ローシャ
編集:ルイス・ロペス
音楽:マイケル・ナイマン                 
©212 Berlin/Mallerich Films
Magnum Photos/International Center of Photography, NY
配給:フルモテルモ×コピアポア・フィルム 協力:マグナム・フォト東京支社