千駄木のカフェギャラリー幻で開催していた、下肢にスポットを当てた作品展<腿脚足展(あしてん)>。

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6月に開催された、胸とお尻をテーマにした<双丘展>に続き、今度は『あし』という身体のパーツがテーマ。

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「腿脚足展」作家さんにインタビュー

27組の作家が参加した今回の展覧会。何人かの作家さんに直接話を聞いた。

コムロさん

縁側で髪を梳く女性を描いた、日本画のような雰囲気を感じさせる作品だ。見ている人がなごむような作品にしたかったので、くつろいだ様子にしたとのこと。右足を左の膝にのせ、左足は無造作にのばされている。実はこのポーズ、「弥勒菩薩」と同じ。なんともいえないくつろぎや、癒しを感じるのはそのためか。

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萌子(もやし)さん

手づくりアクセサリーや写真集を出展。実はご自身がいくつもの難病を抱えており、足が不自由だそう。しかし、こうした病気があることを知ってもらい、同じような症状を持つ人たちを勇気づけられたら、と参加した。

病気というと暗くとらえられてしまいがちだが、そうしたものを払拭したかったそう。水引を使った和風のアンクレットにはアジャスターがあるので、足袋などの上からでもつけられる。脚を見せることに抵抗がある人たちにもつけてみて欲しい、と語ってくれた。

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マキエマキさん

セルフヌードポートレートを撮影している、『自撮り熟女』。脚の中で好きなパーツを聞いてみたところ、「腿」と答えてくれた。理由はむちっとして、筋肉質な自分の腿が好きだからだそう。衣装を着た撮影の際も基本生足とのこと。

今回は最近できたばかりというZINEも発売。大衆週刊誌のようなアオリ文がすごい。11月にはロマンポルノをテーマにした個展も開催予定。

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ふゆのめえさん

3点の描き下ろし作品を出展。「?本足のリカちゃん」は都市伝説がもとになっている。そういえばあったな、「3本足のリカちゃん」という怖い話。どうせなら3本じゃなくて増やしちゃおう! とたくさんの脚が生えたリカちゃんが誕生。よく見ると触手風のものや、ムカデ風の脚も。

続く2点は「食肉」がテーマ。下半身がフライドチキンの女の子と、豚足の女の子。人間は動物の身体を当たり前に食べているが、人に置き換えると結構怖い。

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個人的に気に入ったのは、nouさんによる「カエルのたかしくん」。ものすごい美脚なので女の子かと思っていたが、たかし……!?

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その他にもエロティックだったり、ユーモラスだったり、幅広いテイストの『あし作品』が見られる。

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作家さんや訪れたお客さんたちからは「足がテーマの作品展は今までになかったので、面白い」とう声が多く聞かれた。

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