BERLIN FASHION WEEK
2015.01.19(MON)-23(FRI)@BERLIN

年もメルセデスベンツをメインスポンサーに、<ベルリンファッションウィーク>が開催された。パリやミラノと違って、世界のメゾンブランドのショーが披露されるわけではないし、世界のファッショニスタやメディアから注目されるわけでもない。それでも、街のあちこちで関連パーティーが毎日開催され、Uバーン(地下鉄)は東京並に混み、普段ではあまり見かけることのない華奢なクラッチバッグを抱え、石畳の上を高いヒールで軽やかに歩く美女たちが暗がりの街を華やかに演出していた。ファッションウィーク開催前の週末から前のめりに幕を開けたパーティータウンベルリンから、足を運んだいくつかのパーティーの模様をお届けしたい。

月曜の深夜なのに長蛇の列! K1X主催パーティ

【潜入レポ】ベルリンファッションウィークで毎日がパーティ! column150126_km_bentz

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ミッテの中心地にあるKonsulatというベニューで開催されたのは、ドイツのバスケットボールブランドK1X主催によるパーティー。K1XのデザイナーでもあるPATRICK MOHR自身がメインDJとして登場し、ゲストにはテクノユニットPAN-POTなど豪華ラインナップ。月曜日の深夜だというのに外には長蛇の列。<ファッションウィーク>中のパーティーがいかに人気があるかを物語っていた。

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入ってすぐに大きなクローク、右奥に広々したフロアー、クローク脇を上がった2階がメインフロアーとラウンジになっており、イベントスペースの充実感にはいつも感心させられる。1階は人も疎らで音もスカスカに抜けてしまっており、少し残念だったが、2階フロアーは床が斜面になっていて、踊りながら不思議な感触が味わえるおもしろい作りで、両サイドの壁沿いにはBLKのソファーが引き詰められ、チルスペースとして最適だった。ベルリンのクラブは最低限のライトアップしかしないため、ほぼ真っ暗闇で踊ることが多いのだが、この日はアパレルブランドのパーティーとあって、ロゴ入りのVJやレーザーが程よい派手さと豪華さをうまく演出していて良かった。

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