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自分が本気でやりたくて、本気で努力したことには必ず結果がついてくる

ベルリン有数のクラブが立ち並ぶシュプレー川沿いのフロント的存在である「Chalet」でレジデントを務め、ヨーロッパを中心に世界各地でギグをこなすDJ Anriがインタビュー時に繰り返し言った言葉だ。

彼女と初めて会ったのは、2013年の<Amsterdam Dance Event>(以下、ADE)の取材でアムステルダムを訪れていた時だった。市内にあるアパートメントの一室で一瞬挨拶をしただけだったが、後日彼女から、“一瞬しかお会い出来ませんでしたが……”と、とても丁寧なメールをもらったのを覚えている。こうゆうことが出来る人はなかなかいない。その時の好印象は密かにずっと私の中で残っていたのだと思う。そのまま私たちは日本で会うことはなく、2年半経った今、ベルリンのカフェで向かいあってインタビューをしているのだから、人との出会いというのは本当に不思議なものだと思う。

今回は、これまであまり語られることがなかったDJ Anriの素顔にじっくり迫りたいと思う。前回に引き続き、「女性特集」第二弾です。是非ご覧下さい!!

Interview:DJ Anri

ベルリンで生きる女性たち【DJ編】 anri1

オーストラリアでの過酷な農業体験から人生の大事なことを学びました。

宮沢香奈(以下、Kana) 最初の出会いがアムステルダムだったし、Anriちゃんは英語も堪能だから海外での活動の方が長いと思っていたんですが、実はそうではないんですよね?

DJ Anri(以下、Anri) ベルリンで再会した時もそう言ってましたもんね(笑)。2010年にオーストラリアのメルボルンにワーキングホリデーで行ったのが最初ですね。やっぱり音楽で夢を叶えるには英語が話せないとダメだ! と思ったんです。それまでも海外にはずっと憧れがあったし、英語も好きだったので中高の成績もすごい良かったんですよ。でもいざ行ったら全然話せなくて、現実を知りました。

Kana オーストラリアって、スタンダードの英語なんですか?

Anri メルボルンはそうですね。オーストラリアって聞くとアクセントのなまりとかでちょっとダサいとか(笑)。ヒッピーカルチャーや音楽もトランスってイメージが付いてしまってるかもしれないんですが、実際はベルリンみたいなアンダーグラウンドシーンがちゃんと根付いてて、クラブも野外フェスもいっぱいあるんですよ。ベルリンのKater blauのアーティストとかすごい人気でしたよ。あと、お互いをリスペクトし合って褒めて伸ばしていくという文化があって、そういった部分もすごくクールだなと思っていました。

Kana それは良い環境ですね。“蹴落としてなんぼ”みたいな世界が現実だったりしますからね。

Anri 実際はそうですよね。そんな良い環境の中で、語学勉強しながら、DJ活動もしていて、メルボルン以外にもケアンズとか他の都市のいろんなクラブやフェスにも出演して、月1でラジオ番組に出たりしてました。

ベルリンで生きる女性たち【DJ編】 anri2

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宮沢香奈(Kana Miyazawa)

宮沢香奈(Kana Miyazawa)

フリーランスライター/コラムニスト

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