こちらは、エレクトロハウス、EDM、プログレッシブ、テクノなどのアーティストマネージメントからイベントオーガナイズを行っているスペインのやり手Miracle Mgmtとネコのアイコンがキュートで、D-Noxなどトップアーティストを抱えるCoyu主宰レーベルSuaraミーティングポイントとして使用していたホテルの会議室。
アポイント制の商談の合間に営業に立ち寄る人が後を絶たず、スタッフ陣は座る暇もないほど。個人的にはスペイン色の強い派手なサウンドはあまり好みではないが、Suaraの手掛けているアパレルラインが気になったのと、なかなかこういった裏の現場を見させてもらう機会がないため、良い経験をさせてもらった。
こちらは、アムステルダムトップの人気を誇るRush Hourによるインストアイベント。行った時にはちょうど看板アーティストSan Properがプレイ中とあって、移転して2倍の広さになった店内も来場者でぎゅうぎゅう、熱気と汗の臭いがすごい状態になっていた。外にも人集りが出来ており、トランスやEDMシーンの根強いアムステルダムを拠点に置きつつもヨーロッパにおける第一線のハウス、ディスコ、テクノを世界に発信しているトップレーベルと言える。ライブ配信も行い、集客に抜かりがないところもさすがである。
日本のフェス＜RAINBOW DISCO CLUB＞が12月に開催されるとあって店内にはポスターが貼られていたり、地元の日本食レストランがケータリングで入っており、手作りおにぎりを販売するというオーナーであるAntalの親日家ぶりが伺えた。せっかくなので、辛子昆布入りおにぎりを頂いたが、ふっくらしたお米にスパイシーな昆布が絶品だった。
これだけ見ても＜ade＞の豊富なプログラムの内容を少しは理解頂けるだろう。プログラム以外にも感心すべきことが多々ある。飲料メーカーの協賛は当然のことながら、Spotifyが全プログラムを網羅出来るアプリを提供し、タクシーはUber、Wi-FiはKPNといった大手企業がオフィシャル協賛する体制もトップクラスと言える。ダンスミュージックが歴とした産業として認められており、需要と供給のバランスが成り立っている実証と言えるだろう。
次回は、サーキットするのは当たり前、アムステルダム有数のローカルクラブで開催された豪華なパーティーレポートをお届けしたい。お楽しみに！！
