その中でも、あえて感想を言わせてもらうとすれば、かなり個人的な意見になってしまうが、2日目のストーム襲来を避けるため、一時中断となってしまったため、Moritz von oswald Trioのライブが聴けなかったことと、その影響で、10年越しで待ち続けた3Chairsの時間帯に、前に出演予定だったKyle HallとJay Danielまで加わったため、一気に凝縮されてしまったデトロイトタイムは濃過ぎて、個性と個性のぶつかり合いになってしまったのが残念だった。それでもRBMAのラインナップは120%満足のいくものだったし、森林エリアのもう1つのステージSELECTORSでプレイしていたBEN UFOのインテリジェンスな奇怪さがたまらなかった。そして、Andrew Weatherallの抜群に安定した重たいベース音とぶれないロッキン魂は間違いなく今回のベストアクトであり、いつどのタイミングに行っても最高の音と雰囲気を保っていたBoiler Roomに、心から拍手と感謝の気持ちを送りたい。

アムステルダムが誇る世界随一のパーティー、現地レポ第一弾! column140813_miyazawa-kana_014 アムステルダムが誇る世界随一のパーティー、現地レポ第一弾! column140813_miyazawa-kana_067

一生のうちで、世界中に散らばる素晴らしい音楽に一体どれほど出会えるのだろうか。心を撃ち抜かれるパーティーにどれだけ巡り合えるのだろうか。

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キラキラした太陽のもと、リズムに合わせて身体を動かし、声を張り上げ、大声で笑う。愛する人とハグをして、キスをして、愛を確かめ合う。大袈裟でも何でもなく音楽は世界を変えることが出来るのかもしれない。夜9時を回り、ようやく薄暗くなってきたメイン会場を少し離れた場所から眺めた。RAステージからはどこまでもクリアーな音が聴こえ、<DEKMANTEL>の象徴であるレインボーカラーのマークがLEDライトとなってステージを照らす。その上に広がるどこまでも美しいヨーロッパの夜空に吸い込まれそうになりながら、この景色を一生忘れないだろうと思った。

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自分の住むベルリンも含め、ヨーロッパはアジアに比べ、アーティストの環境もロケーションの充実さも明らかに違う。国のバックアップや理解度に関しては残念ながら差が着く一方である。それでも、毎年数え切れないほどのパーティーが行われ、世界中のアーティストが訪れ、賞賛の声が上がる。一部の人間だけかもしれないが、環境に屈しないその姿勢にリスペクトするとともに、今回の<DEKMANTEL>のようなヨーロッパ屈指のパーティーに日本人アーティストが1人でもブッキングされることを切に願う。

次回は、<DEKMANTEL FESTIVAL2014>現地レポート第二弾!! 来場者のクオリティーも世界トップクラス?! 会場にいたヨーロピアン美女スナップ特集をお届けします!! お楽しみに♪

Photo by Atsushi Harada
Thanks to Jun Yoshizaki