想像を絶するクレイジーな観客

そして「街を作ってしまうこと」以外にもう一つクレイジーなのが、何といっても「観客」だ。赤ん坊姿で全力で会場を走り回っているおじさんから、フェイスペインティングのレベルを遥かに超えた変身を遂げている輩から、この日のために自作で衣装を準備した猛者まで、本当に多種多様な観客がそこにいるのがこのフェスの特徴。というわけでその中でも選りすぐりのクレイジーなスナップを一挙ご紹介。

そのままホラー映画にでも登場できそうなカップル。

会場でもひと際目立っていたこのカップル。お洒落な蝶の衣装は自作とのこと。

コスプレしてもお洒落なのは外国人だから?

でも行き過ぎると真ん中の人のような意味不明な感じに。

時代に口髭を生やすWEBマガジンを読んでいそうな女子も発見。

もはやモチーフが何なのかもよく分からないけど、とにかく観ているだけで楽しい。

取材中に「パパ〜」と突然抱きつかれて振り向くと、奴がいた。

というわけで、日本では知名度の低い<BOOM TOWN FAIR>というフェスを紹介してみたが、クレイジーな雰囲気を理解してもらえただろうか。イギリスのフェスといえば<グラストンベリー>や<レディング>といった大型フェスを想像する方が多いだろうが、中にはこんなクレイジーなフェスもあって、本気でイギリス人が「ハメを外すところ」を目撃したい方は是非このフェスに参加してみては欲しい。参加アーティストもこれからの新人を多くフックアップしている&ジャンルが多種多様(すぎる)ので、お気に入りのバンドを見つけるのにも最適。とにかく「普通のフェスだともう刺激がない」なんて思っている皆さん、異次元の体験を保証しますので、<BOOM TOWN FAIR>、以後お見知りおきを。

★本コラム執筆ライターによる海外フェス情報サイト「Festival Junkie in the UK」も要チェック!今回ご紹介した<BOOM TOWN FAIR>のその他のオリジナル写真はもちろん、他にも様々なヨーロッパのフェス現場から生の海外フェス情報を発信中。※写真は本人ではありませんが「Like」はお待ちしています。

photo by Ai matsuuRa