こんにちは初めまして、トラックメーカーのpavilion xoolです。
今回Qeticさんでコラムを書かさせて頂く機会ができましたので、これから音楽の製作やその時代に寄り添うジャンルの変化についてあれこれ綴っていけたらなと思います。
Qeticのスタッフの皆さん、ありがとうございます。

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今の時代はとてもラッキーだ。
ビートルズが使っていた何百万もする機材がVSTならば当時高校生だった僕のお小遣いでも買えた。バンドを組まなくてもいろんな楽器を一人で演奏することができるようになった。
聴いてくださいとビラを巻かなくてもSNS上に音楽をあげれば世界中のあなたたちに音楽を聴いてもらえるようになった、なんならリリースだってアルバムだって一人で作れてしまう。でも単に物事が簡単になって安易になったと言いたいわけではない。

僕は今の時代を勝手に『手放しの時代』と呼んでいる。
というのは、今の時代は言い訳ができないと思うのだ。バンドをやっていてミックスのレコーディング費用がないー! となればdawを学べばいいわけだし、youtubeに立派な先生がいくつもいる。楽器が弾けない~となればmidiで打ち込めばいいわけだしなんでもできてしまうのだ、やりたければやれば?って感じで。
ただコンプレッサーの使い方だったり曲の構成、プロデューション、技術やスキルは昔とほとんど変わらない。どんどん一人でやることや抱え込むことが多い時なのかな? 制限を自分でつけなければ途方も無い大海原へ放り出されてしまう。

昔、例えばゴールデンLPが社長室に飾ってあるようなレーベルが音楽シーンを斡旋していた時代は一つの音楽がパッケージ化されて商品になるまで何人もの人が関わる必要があった。

作詞者、演奏家、作曲者、レコーディングエンジニア、レーベル、販売店、プロデューサー……etc。

昔の本来のトラックメーカーであればrapに必要なビートをmpcなどで打つ人たちのことを指したが今の日本の定義は上のもの全てをやっている人をトラックメーカーと指すのではないか?
すごい自給自足だ、でも楽しいね。

次回は『料理と音楽作りは似てるね』です。
読んでくださった皆さんありがとうございました。
お楽しみに。

pav

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